Look on the Bright Side of Things

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2021年に観た映画

子育て中とコロナ蔓延のためもあって、全然劇場に行けない一年だった。家でも観る時間をあまり取れなかった。しかし秋頃にテレビモニタを最新の4Kに更新したお陰でお家での鑑賞が楽しくなった。

評価は5段階。

 

配信で観たもの

ジョン・ウィック チャプター2 ★★★

ジョン・ウィック パラベラム ★★★

ブラックウィドウ ★★★

ブラックパンサー ★★★

アントマン&ワスプ ★★★

 閃光のハサウェイ ★★

フリーガイ  ★★★

シャン・チー ★★★★

フォードvsフェラーリ ★★★★★

ピーターラビット ★★★

T-34 レジェンド・オブ・ウォー ★★★★

アメイジングスパイダーマン ★★★

 

劇場で観たもの

デューン PART1 ★★

マトリックス・レザレクションズ ★★★★

 

 

 

 

マトリックス・レザレクションズ

吹田エキスポシティのIMAXレーザーで観てきた。

1999年に公開された「マトリックス」を俺は一体何回観たことだろう。今のような動画配信サービスもなかった当時、劇場に7回も足を運び、海外でいち早く発売された英語版のVHSソフトを輸入し、DVDが発売されたときにはPS2と同時に購入して、何回も何回も観た。のちにBlu-ray版も購入した。

マトリックス」になぜドハマリしたのか。それは俺が当時IT技術者で、大学の卒論ではマーシャル・マクルーハンジャン・ボードリヤールを読み込んでたし、武術修行者で、ジェット・リーもののクンフーアクションファンかつ、サイバーパンクを含むSFファンだったからだ。「マトリックス」は、もう俺のために作られた映画だと要っても過言ではないぐらい、俺の嗜癖をジャストミートして撃ち抜いていた。

当然ながら「リローデッド」「レボリューションズ」も観たが、一作目ほどの熱狂はなかった。救世主の存在すらシステムの一部でしかなく、覆せないまま。「リローデッド」はアクションシーンに驚かされたものの、それだけでしかなく、「レボリューションズ」に至っては、竜頭蛇尾とはこういうことかなと、寂しさすら感じた。結局はなんの開放も得られずにシステムに飲み込まれたまま、人類には大した救済もなく終わるため、後味が非常に悪かった。

それなりに完結したはずの「マトリックス」シリーズが18年ぶりに制作・公開されると聞いたとき、竜頭蛇尾に蛇足をつけてもどうにもならんやろ、と怪しんで、それでも第一作目でハマった身としては、見届けねばなるまいと、最高の鑑賞施設の一つであるIMAXレーザーで観ることに。

まあ、終わり方は綺麗でこういう結末もありかな、まだ続ける余地残して大丈夫かな、という感想。

よくわからないのはキーキャラクターであるバッグスがいつどこで、どうしてネオを視認したのか。ネオはトーマス・アンダーソンの牢獄の中にいたはずだから、飛べないだろうに。牢獄の中から知らずに周囲の存在へ影響を及ぼしていたのだろうか。

そのへんが明確に描かれていないものだから、物語を駆動していく力が弱く感じられ、なぜ命がけでネオを脱獄させようとするのかがわからない。

スミスがネオと部分的に共闘するのは有りなのだけど、スミスの目的がいまいちハッキリしていない。

なので結構モヤモヤ感が残り、スカッとはしない。そして一作目の衝撃は残響としてもわずかに感じられるのみ。やはりどうあがいても蛇足だよね。

 

独身時代ならば、日本語吹き替えも堪能するためにもう一度、劇場に足を運んだかもしれない。しかし、今は息子ちゃんのお世話があるため、勝手な真似はそうそうできない。

とはいえ、昨今は劇場公開からあまり間を置かずに配信サービスで視聴ができる。IMAXとはいかないが、4Kならば画質に文句はないし、なにより、尿意との戦いをしなくて済むのがありがたい。

膨大な人数が関わっているのはわかるんだけど、そろそろハリウッドはスタッフロールの短縮化を真剣に考えたほうがいい。あの長さと無為な時間は余韻に浸るどころか苦痛ですらある。

Amazon FireTV Stick 4K Maxを買った

年末の特売であるBlack Fridayセールにて半額近くに値引きされていたので、興味本位で購入した。

一昨年ぐらいにFullHD出力のAmazon Fire TV Stickを購入していて、特に不便を感じてはいなかった。もともとは息子ちゃんが観たがるYoutubeのせいでPS4が専有されてしまって、お父ちゃんがゲームできないのに困って購入したもの。

こないだ買った4Kスマートテレビの2画面分割で観るぶんには、1080Pだろうが4Kだろうが関係はない。おまけにスマートTV上で動画配信サービスも問題なく視聴可能。なので買い換える切実な理由はなかったのだけれど、なんとなく購入してしまった。

いまのところ、Disney+でしかチェックしていないが、アプリの立ち上げは早いものの、スマートTVアプリのほうが字幕のカスタマイズが自由にできるなどの点ではTV Stickのほうが負けてる。アプリのアップデートで向上するのだろうか?

TVを買い換える。VIERA TH-43JX850

新型コロナウィルスの蔓延防止の為に、あちこち旅行も外食もできず、休日はただただお家でごろごろする日々がもう、一年以上も続いている。お家の中で三歳になる息子ちゃんの相手をし続けるのにもこちらの年齢的に限界があり、ついつい、テレビでYou TubeやDisney+などで子供向けコンテンツを流して、子守代わりを務めてもらうことが多い。

そのテレビは2007年に購入した37インチのREGZA Z2000。一人暮らしのときにPS3と地デジを楽しむために購入したもので、結婚して妻の住まいに転がり込んだ際に、一緒に持ってきたものだ。妻はもともとテレビを持たずに生活しており、サイズの大きな画面を忌避していたのを説得して持ち込んだのだった。

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購入後すでに14年、製品リリース後15年が経過しており、しばらく前から、そろそろ買い替えどきだろうと妻に相談を持ちかけるたびに却下されていた。

強烈に買い替えたくなったのはおよそ3年前。妻の知り合いのお宅を訪問した際に、そこで流れていたテレビの映像を観て、「ブルーレイの映画かな」と思ってたら、なんとそれは地デジの録画だった。テレビ画面が倍速液晶で、地デジの画質も補正がかかっていてZ2000よりも、ものすごくきれいだった。その時点で自宅のZ2000は10年前の代物だったのだから、進化していて当然な話であろう。

それ以来、ずっと買い替えたいなぁと願っていたのだが、その度に妻は家計から費用を工面することに難色を示し、もうちょっと待つかな、と物欲を抑えていたのだけれど、どうにも抑えが効かなくなってしまったので自費で買うことにした。

自費で買うのだから自分の嗜好にあった機種を選びたいところではあるのだが、やはり妻の意向を無視することはできず、下記の条件を満たさなければならなくなった。

  • 機体寸法は現行のものと同様
  • 画面サイズを小さくできること

俺としては55インチぐらいのものが欲しかった。でも妻は今の37インチでいいという。調べてみると、今のテレビは同じ寸法でもベゼルが薄くなって画面自体は43インチにサイズアップできることがわかったので、サイズはそれを選ぶことに。

そして、画面サイズについて、現有のREGZAは二画面表示ができ、片側の小さい画面で視聴することができる。これは発達段階にある息子ちゃんに大きな画面を見せたくないという強い要望なので外せない。このせいで機種選びにかなり制約を受けることになった。

俺の用途的には現有のPS4 Pro、および将来購入するであろうPS5に最適なもので、4K画質は当然かつ、特に遅延の少ないものを選びたくて、BRAVIAか、REGZAの後継機種を考えていた。けれどBRAVIAにはもともと二画面表示の機能がない。そして現在のREGZAはAndroidTVになっており、二画面表示ができなくなってしまっている。

現在の43インチモデルのラインナップで二画面表示できる4KモデルはVIERAとハイセンスのみ。そして2021年リリースなのはVIERAだけしかなかった。あれこれ調べてみると43JX850というモデルがいいらしい。

av.watch.impress.co.jp

いうわけでVIERA TH-43JX850に決定し、梅ヨドで購入した。13万円なり。

消去法的に選ぶことになったVIERA TH-43JX850なのだが、機能的には充実していて以下のような感じ。

  • HDR10
  • HDR10+
  • Dolby Vision IQ
  • HLG
  • HDMI2.1
  • eARC
  • VRR
  • 4K120P
  • ALLM

PS5に求められる機能は一通り揃っていて、遅延を少なくしたゲームモードも搭載されている(ただし、REGZAほどの低遅延ではない様子)。当面の間はPS4 Proを堪能できればそれで良いのだが、調べていてぎょっとしたのがPSVRHDRパススルー不能問題。PSVRを利用する際はテレビとPS4の間にPSVR用のプロセッサーユニットをかましPSVRとテレビの両方にPS4からの信号を伝えることになっている。しかし、そのユニットがHDR信号を通さない、HDCP1.4までの規格になっていたのだ。せっかくのHDRを楽しめないのはとても残念で、ネットに上がっていた回避策では、別途HDMIセレクタを購入しないといけないらしい。面倒だなぁとゲンナリしつつ、更に調べると、これは初期型のPSVR特有の問題で、俺の持っている新型では改良されててHDR信号を通してくれるらしいので安堵した。

梅ヨドで発注後、休日に届けてくれるように依頼していて、あれこれ期待しつつ日々を過ごして待っていた。そして本日、時間通り配達、設置してくれた。長い間、故障もせずに働いてくれたREGZA Z2000にはとても感謝している。名機だったと思う。でも置いておくスペースがないので廃棄へ。設置業者が持っていってくれた。さらば。

設置の際、妻にお願いして事前に息子ちゃんを連れ出してもらっていた。いたずら盛り、好奇心全開の3歳なので配線・初期設定作業の際に近くにいられると困るのである。

妻と息子がお外で遊んでる間に配線などのセッティングを自分で行った。テレビにLANケーブルやUSBをつないだりするなんて、俺の小さい頃にはなかったことだ。あの頃はコンセントにプラグ挿してアンテナ線の同軸ケーブル挿して終わりだった。

視聴してみるとZ2000とは比較にならないぐらい美しい画像。テカテカでヌルヌル動くからなんか気持ち悪いぐらい。初めてのハイビジョン体験であるZ2000を購入したときも感動したけれど、やっぱり黒浮きのしない、4K画質は次元が違う。かつて夢見たハイビジョンそのものだ。VIERAは通常IPS液晶なのだが、43JX850は珍しくVA液晶。視野角が狭いぶん、反応速度とコントラストに優れる。横から見たら白浮きしちゃうけれど。

音質も悪くなく感じたので、今までREGZAに接続していたタイムドメインスピーカーを外した。息子ちゃんのいたずらでスピーカーコーンの出っ張りが押し込まれてしまっていて、音質が低下していたのだ。あとで修理に出そう。

アマプラで4K HDRなタイトルをいくつか視聴してみたが、美しいのは良いんだけれど動きに補完が入るせいでヌルヌルしてて気持ち悪い。画質補正でシネマモードにするとヌルヌルが抑えられるのでこちらのほうがいい感じ。

次にPS4のゲームを色々と試す。俺的にはいちばん重要。HDRが効いているタイトルはどれも美しく表示される。解像度ももちろん上がってて非常に精細な画面。

STAR WARS JEDI FALLEN ORDER」のライトセーバーは輝度表現が上がって、実際に輝いているように見える。物体を切断した際などの火花も美しい。

「Horizon Zero Dawn」は対話シーンにおけるバストアップのキャラクターが実際にそこに存在しているような感じに。

God of War」は圧倒されっぱなし。最初の方、フレイヤが棲む森は息を呑むほど美しい。

逆にあまり変化を感じなかったのが、「ACE COMBAT 7」。HDRには対応してないせいか。もともと美しかったこともあってがっかりはしていない。もちろん、動きのヌルヌル感とグラフィックの精細さは上がっていた。

時間がなくて試せたのはこれぐらい。もっと遊び直してみたい。普段は夜にゲームをすることが多く、妻子に迷惑をかけないために自室にあるMac上でPS Remote上でプレイをしていた。それですら「さすがPS4、きれいな画面やなー」と感心してたのに、PS4Proの真の実力はそんな程度ではなかったのね…。もっと早くに買い替えとくべきだった。

ゲーマー的に気になる遅延は、俺はもともと1フレームを争うようなゲーマーでもないし、耄碌してきてて反射も鈍ってるからよくわからない。プレイにあまり違和感や支障を感じてないから問題ないのだろう。

妻と息子ちゃんのための二画面表示は、かつてのREGZAのようなサイズ変更ができない、アマプラやYou Tubeなどのアプリは全画面表示しかできない、などの制約はあるけれど、特に異論はない様子。REGZAのときのようにHDMI端子にAmazon Fire TV Stickを挿してコンテンツを観るぶんには二画面表示にして画面サイズを小さくできたので良かった。息子ちゃんはFire Stickのコントローラー操作を覚えたばかりだから、引き続きそれを使ってもらおう。

Amazon Fire TV Stickは一昨年、それまで息子ちゃんにYou Tubeを見せる際にPS4を使っていて、操作が邪魔くさいのを敬遠して、もっとシンプルにしたくなって購入したものだ。本来1080p/60Hzで観れるはずなんだが、REGZAに挿してたときは1080p表示にすると音切れが発生してしまう。なので720pに制限せざるを得なかった。LAN接続を無線から有線に変えたり、いろいろ試してもだめで、TV Stickの初期不良を疑っていたのだが、VIERAではなんの問題もなく1080pで観れる。接続相手としては14年前のREGZAでは古すぎたのだろうか。おかげでようやくDisney+の「マンダロリアン」をフルHDで鑑賞することができた。

VIERAはUSBにHDDを突っ込めば録画もできるのだけれど、我が家ではNASNEを運用しており、利便性の点では劣るために特に使わない。衛星放送を契約してないから4Kコンテンツの録画とか必要ないし。

これでPS5をお迎えする準備もできたわけだが、PS5はサイズが大きすぎる。コストとサイズを落としたモデルが出るまで待っとこう。あとはこれからますますわんぱくになってくる息子ちゃんに壊されませんように。

ノイキャンイヤホン WF-1000XM4

2月に有線イヤホンのartio CR-M1を買って以来、スマホにつないで通勤中に広がりのある、良好な聴き心地を堪能してはいたのだが、元々ワイヤレスに慣れきっていたこともあって、段々と有線の煩わしさが我慢できなくなってきていた。

anderson-s.hatenablog.com最初のうち、CR-M1はBluetoothレシーバーを介して使っていたのだが、AptXの音質では物足りなくなってしまってスマホと直接接続して使い出すようになった。音質がとても良いのはいいが、今の気分じゃないトラックをスキップする際にもいちいちスマホをポケットから取り出して、ロックを解除して、スキップボタンをタップしないといけない。面倒くさい。

筐体がアルミで重く感じる(14.9g)し、耳掛け式のワイヤーがメガネのツルとマスクの紐と絡んだりしてかなり鬱陶しく、そして通勤中にコンビニに立ち寄った際などは、いちいち耳から離して店員さんと会話して、用が済んだらまた耳に装着し直す、というのがとても煩わしい。

かと言って、Bluetoothレシーバーや、CR-M1以前に使っていた、つい二年前に買ったばかりのWi-C600Nに戻りたくはなかった。CR-M1を有線でXperia本体につないだときの高音質に慣れてしまって、AptXではもう満足できなくなってしまっていた。

どうしたものかなと悩んでいたらソニーが新作TWS(True Wireless Sound)イヤホンをリリースするという。紹介記事を見たところ、高音質、高性能ノイキャン、高利便性を謳っており、一発で虜になってしまって、33,000円という価格に逡巡したけれどもAmazonで予約をポチってしまった。

 予約の際に配達時間帯が指定できない状態になってて、発売日を二日過ぎても受け取れずにヤキモキさせられた。昨今はSNSとかで他人の状況が見れるから、なんで俺はまだ受け取れていないんだ、というのがわかってしまってジリジリさせられてしまう。

 

ノイキャン機器はこれで6代目になる。2008年にMDR-NC32NXを買って以来、営々と乗り換えてきた。

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WF-1000XM4はLDACでの高音質再生が可能であり、それに高性能のノイキャンが載ってくるわけで、装着して音楽を流すともう別世界。なかなかいい音をしている。

面白かったのがイヤーチップの遮蔽具合をスマホの専用アプリで調べる機能。CR-M1で苦労したイヤーチップの選定もラクラク可能。実際にアプリを使ってイヤーチップを選定してみたところ、従来はずっとMサイズで通していたのに、それだと音漏れしてまっせ、Lサイズにしなはれとのご託宣。自分の耳穴のサイズなんて、実際にはよくわかんないので、こうやって測定してくれるのはとてもありがたい。

少し聴き込んでみたところ、音質はCR-M1に引けを全く取らないが、ドラムの音などにくぐもりを感じる。そして流石に音場の広がりでは負けてる。CR-M1に比べれば抜けるような感じはなく、閉塞感がある。ただ、360 Rearty Audioを視聴してみるとCR-M1 以上の音の広がりと開放感を感じることができた。しかし対応サービスが少なく、手軽に視聴できるAmazon Musicではイヤホンでの視聴に対応してくれていない。なんとかしてほしい感じ。

実際に通勤時に使用してノイキャンの具合を確認してみると、人の声などはほぼほぼ気にならない。コロナ禍のさなかにおいても電車内で大声で話すアホはおるわけだが、気になりにくいレベルまでカットしてくれていた。強力なノイキャン特有の圧迫感もなくて楽。イヤホンをセットしてから、ノイキャンをオンにするとそれまで聞こえていた音がなくなって一気に静寂が訪れ、別世界にログインしたかのような感覚になるのが楽しい。

LDAC接続は高ビットレート固定だと雑踏や電車内では音が切れやすい。周囲の状況によって適切なビットレートをチョイスしてくれる自動モードにしておいたほうが無難。ビットレートが少し下がってもいい音してる。よほど集中して聴き込まないと違いがわからんし。

音質を補強、拡張してくれるDSEE Extreme(最大96kHz/24bit相当まで拡張)がイヤホンに搭載されているけれども、接続しているXperia 1 Ⅱ側に上位バージョンのUltimate(最大192kHz/32bit相当まで拡張)が搭載されているため、そちらのみ使ってイヤホン側はオフにしている。スマホ側で演算させたほうが、イヤホンのバッテリーの持ちも若干良くなるだろうし。

風ノイズを低減する機能をオンにしておくと、ノイキャンが苦手な風の音をほぼシャットアウトしてくれる。風が吹いてるのにその音がしないという、奇妙な体験ができる。

あと、驚いたのはノイズキャンセリングのおかげなのか、イヤーチップが優れているのか、カナルタイプのイヤホンで外出して聴く際に邪魔になる、自分の足音が殆ど聞こえてこない。おかげで今までよりもずっと音楽に浸ることができる。これはとてもいい。

外音を取り込みできるアンビエントサウンドモードも若干の不自然さはあるものの、使用感に問題はなく、装着したまま普通に会話できる。

 

実にいい買い物をした。あとは失くさないように気をつけたい。なくしたら大ショックやろうな。

 

2021.7.7追記:アプリのすすめるままに遮音性の高いLサイズのイヤーピースを使っていたが、どうも耳穴のサイズにマッチしておらず、痛みを感じるためにMサイズに変えてみたものの、肝心の遮音性についてはアプリが指摘する通り、密着に欠けるためにノイキャンが十全に行われない。

どうしたものかと色々検索してみると、SednaEarfit Crystal というものが良いそうなので取り寄せて装着してみたところ、これが実に良かった。アダプターなどを介さずとも本体のステムにピッタリと嵌め込めて抜けることもないし、アプリでの判定でも密着性に問題なく、ノイキャンも充分に効いている。そして音質も純正品に引けを取らない。

肝心の装着感も吸い付くようにフィットしてストレスを感じない。

ラインナップがいくつかあるが、特にTWS用のものを選ばなくてもケースにちゃんと収まって充電もできる。

 

Ghost of Tsushima

しばらく前にセールで購入していたPS4ソフト「ゴーストオブツシマ」をクリアした。オープンワールドのアクションゲームとして概ね良作。システム面にほぼほぼストレスがなく、戦闘もまあまあ楽しい。ドラマも良くできている。日本語音声でクリア後に英語版も試しているが、このソフトに限っては海外での制作だというのに日本語ローカライズ版が決定版だと思う。それほどローカライズの出来が良い。

ただ、俺的には主人公の声を充てている中井和哉氏に不満を感じる。往年の時代劇の名優たちのように、喉ではなく腹に力を込めてほしいのよね。英語版の主人公を外見・声ともに担当しているダイスケ・ツジ氏のほうがいい声出せてる。

カウンターパートのゆな役・水野ゆふ氏が実にいい演技しているだけにとても残念。

ゲーム内容ついては、殺戮が多すぎてげんなりしてくるのと、サイドストーリーに救いのないものが多すぎて疲れてしまうのが難。救出に向かったらすでに子どもが殺されていたとかはやめてほしかった。

探索できるダンジョンなどはなくて、申し訳程度のアスレチックがあるぐらいなのも、ゲームを単調にしている。制作元であるサッカーパンチの前作である「InFamous」もそんな感じで息抜きさせるのが下手なのかもしれない。

InFamous」同様、プレイスタイルを善悪どちらかに統一しなければならないのかなと思ってたらそんなことはなくて、暗殺も辞さない「冥人」としてのプレイを続けてもペナルティはない。なので俺は「冥人」稼業に勤しむことにして、前哨基地などを攻略する際は誰にも気づかれないまま全滅させるのが楽しい。最後の一人だけ残しておいて、そいつにだけは姿を表してから始末するのも一興。

鎌倉時代後期なのに腰に打刀を挿している時点で、時代考証を突っ込むのは野暮で、時代劇としてみれば、全然許容範囲で、違和感を感じない。

アクションにおける所作は日本で制作していたはずの「龍が如く・見参!」よりもずっといい出来。キャラクターたちが正座の際に一旦、跪坐(つま先を立てた踵の上に尻を置く)を挟むのには感心した。ただ、試し切りで体が流れすぎなのと、納刀の際の音はどうにかならんかったか。

 

 

エスコン7手こずり中

キャンペーンの課題クリアでもらえるメダルのコンプを目指してコツコツとプレイ中。ノーマルモード全ミッションSランククリアは達成できたのだが、ハードモード以降で詰まっている。

Mission9「顔のない兵士」とMission13「爆撃指示」でSランクを取れないのである。クリアタイムと破壊スコアのバランスがうまく行かない。クリアタイムを縮めつつ、破壊スコアを上げたいのだが、なかなかジレンマ。

根を詰めてプレイすればクリアできるかもなのだが、絶賛子育て中に付き、なかなかまとまった時間が取れないのよね…。