子どもの頃から好きな仮面ライダー。その中で一番好きなのは2009年に放送された「仮面ライダーW」。AmazonPrime Video でも追加料金なく視聴できるため、偶に観ることがある。
そんな俺に影響されたのか、5歳になる息子もWが好きになり、You Tubeで知ったWの変身ベルト、「ダブルドライバー」の玩具が欲しいという。その息子が観ていた動画の代物は「Complete Selection Modification」シリーズ(以下CSM)という、大人向けの超豪華版。しかも今はプレミアがついているため、結構な金額。
俺の幼い頃、仮面ライダーの変身ベルトを親にせがんだのだけど、兄貴のお下がりで壊れてて電池入れても動かない代物しかくれなかったのがずっと悔しかった。その恨みもあって、買ってやりたかったが(俺だって欲しい)、いかんせん金欠だし、子どもに高級品を与えても壊されたら困る(そもそもベルトが胴回り約750mm~950mmで幼児サイズには対応していない)。
代替品を探して、少し安めの、それでも結構いい出来のDX版を見つけた。
変身ベルト ver.20th DXダブルドライバー
放映当時のものを後にバージョンアップしたもので、音が大きくクリアになっていたり、当時は付属していなかったメモリが追加されていたりする。
息子に内緒で購入して、中身をチェックしてみたところ、CSM版や劇中プロップと見比べてみると、いい出来なんだけれど、塗装などがオミットされているところがあり、少し手を加えてやることに。
まずはドライバー本体。
DX版では塗装されていないところに、ガンプラマーカーでスミ入れを追加。
塗装は苦手なので、粗は気にしない。この時点で息子に気付かれて強奪されてしまったので、以下は息子が遊ぶ合間にぼちぼち作業を進めた。
お次はガイアメモリ。
プロップではスイッチの部分が銀色。でも塗装は大変でようしまへん。なのでこういうときはシール。
以前、ライトセーバーの工作してたときにも使ってた、ハセガワのトライツール、フィニッシュシートを利用した。
結果がこれ。
シールなので側面全部はカバーできないが、見た目的にはこれで十分だろう。塗装と違って割りと強靭だし。
さらに、プロップのメモリラベルにはホログラムが使用されているらしい。これも追加してみる。ホログラムシートを色々探してみると、このメーカーのが価格的にも表現的にもいい感じがしたので購入。
貼り付けるのになかなか苦労した。最初は型紙をつくって、それに合わせて切り取っていたが、どうもうまく行かない。少し大きめにラフに切り取って貼り付けてからデザインカッターで不要部分を切り剥がすようにするといい感じで貼れた。
写真では分かりにくが、プロップなどに比べてホログラムの密度や反射が過剰かもしれない。それでも、メモリ内部に異能の由来となる異空間を感じさせていい感じである。
ガイアメモリはスイッチを押すとメモリそれぞれの名前を発する(ガイアウィスパー)。このスイッチが反応しやすく、遊んだあとに放置してたら夜中に寝てる間に「ジョーカー!」などと吠える恐れがある。なので収納ケースも作ってやる。
一旦はこの記事などを参考に百均で集めた素材でケースを作ったのだけれど、ケースがちゃんと閉まらなかったり、激しめに揺するとスイッチが押される状態になったりして、出先に持っていく(息子は絶対に持っていきたがる)際に不都合なため、別途、素材を見繕った。
かなりちゃんとしたものは売り物として存在するが、1万円超え。素材だけ集めても5000円ぐらいはかかる。なので低価格なものを見繕う。
ケースはこれ。
百均にも似たようなのはあるが作りがしっかりしている。
メモリを固定する具材はこれ。
このウレタン、15mm角で切れ目がついていて加工しやすい。メモリの幅より少し小さい、30mm × 105mmで切り取って、両面テープで固定するとこんな感じ。
激しく揺すっても割としっかり目に固定されてるし、万が一スイッチが押されても、ウレタンが吸音してくれるのか、音があまり外に漏れない。
ドライバー本体は収納できないから、お出かけの際にはそれを収納するリュックを背負ってもらおう。
ケースが半透明なので、外側から見ると両面テープが見えてみすぼらしい。なのでシールを自作して貼り付けて隠してやった。
画像の素材は東映のホームページやらアマプラの動画やら。個人使用だからええでしょう。
シールの印刷を失敗したり、防水ラベルがうまく貼れなかったり、やっとうまく行ってもケースに貼ったら気泡だらけとか、気力萎え萎え。なんでここまで頑張るんだろ?
ここまで完了するのにダブルドライバーを購入してから半月かかった。息子が喜んでるのもあって、工作しがいがあったよ。