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地区大会優勝

日曜日はいつもならば前の日に飲みまくってるので、昼頃まで寝ているはずなのだが、今日は地区大会の日。大会に備えて土曜日は飲まず、当日は朝早くから電車に乗って、会場へ向かった。
気温が低くなってきており、この日もかなり寒い。大会にたいして特別に期するものがあれば、気持ちが熱く燃えて寒さなどどうということもないのだろうが、参加者のその他大勢として賑やかしという義務を果たすことしか考えてないので、早く敗退して暖かいうどんでもすすろう、などと考えていた。
会場はしんと冷えており、道着に着替える間も震えが止まらなかった。うだうだと身体をほぐしていると定刻となり、大会が始まり、師範方の挨拶が済んで試合開始。
小さな大会なので、4回勝てばもう優勝である。しかし、待っている時間の方が長いので、半日はかかってしまう。勝ち続けている間は道着を脱ぐことが出来ず、寒い試合場にさらされ続けることになる。勝ち抜きたくもあり、負けて厚着に着替えたくもあり、複雑な気持ちであった。
他の人の試合を端から見ていてとある審判の判定に疑問を抱くことが多かったのだが、どうも私の師匠門下を目の敵にしているようにしか見えない。その審判に当たった時、これで終わりだな、と思っていたのだが、幸い私の相手が大ポカをやらかしたので、勝ち抜くことが出来た。
1,2回勝つと優勝への欲が出てくる。気合いも入り寒さが抜けてくる。準決勝の相手は私よりも高位の方だったが、なんとか勝てた。決勝戦の相手は、私と同位の人で、その腕前については、彼の準決勝戦を拝見して、これは勝てんなと嘆息したぐらいの巧手である。
ところが何故か知らんが勝ってしまった。嬉しいのは嬉しいが、ホントかよという思いの方が強く、素直には喜べなかった。試合用の稽古などは試合前の金曜に1回しただけだったので、他の人に申し訳なく思った。納得のいく勝利ではなかったようも思う。
帰りは師匠と同門の士による祝賀会が開かれ、さんざんに飲んだ。飲み過ぎて記憶を失い、気が付いたら家に帰っていた。優勝して気が昂ぶって忘れていたが、やっぱり寒かったのであろう、風邪を引いてしまっていた。