Look on the Bright Side of Things

Anderson's Blog - since 2005

母が入院して…

今年の6月に老いた母が買い物の最中に転倒して膝と手首を骨折した。そのまま入院してリハビリなどをして、なんとか帰宅出来たのもつかの間、体調不良を訴えて先月にまた別の病院に入院。
父が亡くなる前から腎肥大やら脳梗塞やら高血圧脳症やら胸部大動脈瘤やらで、何度も入退院を繰り返していた。もともと病弱では会ったのだが、俺に言わせれば単なる不摂生。食べ物の好き嫌いが激しく、菓子を貪っては通常の食事を食わないってなことを繰り返し、健康診断に行けといっても不健康を詰られるのを恐れてさぼり、人の話を全く聞かない人だったから、健康を害して当然で、ある意味自業自得ではある。
骨折後、退院した折にはなんとか健康を維持してやりたくて糖質制限を薦めたのだけど、人の話を聞く事をしてこなかったことが災いして理解してもらえず、なんとか晩メシの米だけを食わせないようにするのが精一杯。それでも血色はだいぶ良くなり、精神的にも良好になってきた矢先に、体調不良を言い出して入院してしまった。
母はチヤホヤされていなければとたんに精神不安に陥り、看護というケア付きで大事にしてくれる病に逃げこむ癖がある。そのために演技までして、その演技から派生した詐病が本当に健康を害するまでに至るという、厄介な人なのだ。
入院すると当然ながら食事は病院食となる。病院食は健康に留意していると言いつつ、その留意は従来の誤った常識に基づいている。つまり、脂質を抑えて、糖質を多量に摂取させる、いわゆる低カロリーな献立。しかしそれは病人の病状をさらに悪化させる、毒と言っても過言ではないメニューである。出来れば辞めさせたいんだけど、馬鹿な常識に凝り固まった医師に対して反駁できるわけがない。
見舞うたびに母の体はむくれ、気力が衰え、血色が悪くなっている。そして医者は経過を観察するしかないという。「テメーが毒を食わせてるからこうなるんだよ!」と怒鳴ってやりたいが、絶対に理解してもらえないだろう。馬鹿な医者に母を殺させるままにするしかないのだ。
兄弟に糖質制限を説明しても理解してもらえない。健康になれるし、悩まされている病にも効くのだと、説明しても一笑に付される。善意を受け入れてもらえないことに疲れ、傷つき、もう何も言わなくなってしまった。「勝手に死ね」と毒づくぐらい、不貞腐れている。
以前は糖質制限の利点を力説していたのだけれど、ほとんど聞いてもらえないので実生活ではあんまり主張しなくなった。聞かれたら少し説明するし、薦めてはみるが、食いついてこないなと見たら、その後はなんにも言わない。アレルギーやら高血圧やら花粉症やらで苦しんでる姿を見ても、放っておく。助かるのに聞く耳持たないのだから、どうしようもない。辛いんだけど放っておく。