Look at the Bright side of things

Anderson's Blog - since 2005

糖質制限まとめ

今年の3月2日頃から糖質制限を開始して、9ヶ月が経過した。毎月2kg減っていた体重も先月頃からは安定して減らなくなった。多分だが今後はあんまり変化なく推移していくのであろう。ココらへんで体調などの変化についてまとめておこうかと思う。

まず現在の食生活はこんな感じ。

  • 当然だが砂糖やガムシロップは忌避。
  • 昼と夜の1日2食。
  • 米、小麦、芋、並びにそれを原料とする食物はほとんど摂取しない。つまり麺類や粉もん、パンに餅や煎餅などはほとんど食べていない。
  • しかし、天ぷらや唐揚げ、トンカツなど、小麦の衣がついたものは普通に食べる(糖質の塊になるイモやカボチャの天ぷらは食べない)。
  • ソースとかケチャップ、デミグラスソースなどに含まれる糖質は気にしていない。あまり摂らないが。
  • 月1、2回程度はピザや寿司も食べている。カレーライスは2、3ヶ月に1度程度。
  • スナック菓子や米菓、ケーキ、チョコレートの類は全く食べない。
  • どうしてもお菓子を食べたい時は糖質がほとんど含まれていないものを買い求める。
  • ジュース、ドリンク類も糖質が含まれているものは飲まない。
  • 酒はほとんど蒸留酒のみ。ビールや日本酒は飲まない。
  • 野菜も糖質の多いもの(カボチャ、ニンジン、ニンニクetc)はなるべく避ける。
  • その他は特に制限せず、食べる量も控えていない。カロリーや塩分、脂肪分は全く気にしていない。

で、変化。

  • 体重は86kgから67kg程度に。
  • 20年来悩んでいた高血圧(高い時で170/110)が正常(110/70)に。
  • 胃もたれが全くしない。
  • 就寝時に胃液がこみ上げてくることが無くなった。
  • 二日酔いが全くしないか軽くなった。
  • 歯のベタツキ感があんまりない。
  • 白髪がほぼ無くなった。
  • 吹き出物が出なくなった。
  • 20年以上悩まされていた鼻づまりが無くなった。
  • 口内炎にならなくなった。
  • 生まれて初めて便秘になった(現在は改善)。以前は下痢になり易かった。
  • 便があまり臭くない。
  • 食後に眠くなることがない。
  • 集中力が増した感がある。
  • 夜中に目覚めることがなく、心なしか眠りが深くなったように感じる。寝付きが良い。
  • バテにくくなった。
  • (失業してるせいもあるが)ストレスをあまり感じないし、クヨクヨしなくなった。

素人なりに理屈を考えてみると、おおまかに言えば血流が阻害されないために自然治癒力が浪費されず、健全に働くということである。
まず血糖は血管を傷つける。特に末梢毛細血管がダメージを受ける。だから血糖のコントロールが効かなくなる糖尿病では、末期に至ると末梢血管網が破壊されて栄養が届かなくなる末端から壊疽を起こしてしまう。
糖質制限では血糖を上げる糖質を摂取しないわけだから、その心配がほぼ無くなる。したがって上記とは逆の現象が起きる。
つまり、末梢血管が痛まず栄養や酸素が隅々まで行き届き、老廃物の排出も滞り無く行われる。傷んだ血管の再生に掛かる負担も減る。その分が余力となって組織の再生/修復も行われやすくなる。白髪が無くなり、吹き出物や口内炎が出なくなったのも末梢血流が健全化して末梢部への栄養が充分に行き渡っているためだろう。鼻づまり、つまり鼻炎が解消されたのも粘膜に栄養が行き渡りやすくなったためだろう。自然治癒力が浪費されていないわけだ。

高血圧の原因と改善についても同様で、過剰な血糖がキーとなって血管が傷つけられると動脈硬化が起こり、それによって引き起こされた高血圧がさらに血管にストレスを与え動脈硬化を促すという負のサイクルが回り始める。これらはストレス源となって様々な疾患や不具合を引き起こす。
糖質を摂らなければ血糖はほぼ上がらない。つまり血管が痛まないから動脈硬化の原因が一つなくなる。それによって負のサイクルが緩む。血管は修復され始めるだろうから血圧も下がり始める。それによって負のサイクルがさらに緩む。糖質制限によって体重減も行われるので負のサイクルはほぼ動かなくなり、むしろ好転し始める。それで血圧が正常値になったと思われる。高血圧の周辺症状である寝付きの悪さも解消されるわけだから、ダメージ修復もさらに進むことだろう。バテにくくなったのも眠りが深くなって前日以前の疲れの負債がなくなっているのと、平常から血流へのダメージがなくなっているせいで、その分の余力が蓄えられているためかもしれない。

胃もたれ逆流性食道炎は糖質を含む食事そのものに問題があるらしい。米や小麦、野菜などの炭水化物はそもそも胃での消化が悪いのだ。これは本日付けの「新しい創傷治療のページ」の更新履歴にその記述がある。検査などで12時間断食をさせた患者に胃カメラを入れると、断食前に食べた米、うどんやスパゲッティなどが原型を胃の中に留めて残ってるらしい。胃液はタンパク質分泌酵素を含んでいるため、肉などのタンパク質はあっさり消化されるとのこと。
なので、病中病後の食事に粥やうどんを与えるのは胃に負担を与えて良くないんじゃないのかと思う。もっとも、糖質制限食に慣れていない人の病中病後に高タンパク食を与えるのは良くないかも。糖新生能力が衰えているためエネルギーを体脂肪から産生できなくて、かえって重篤化するかもしれない。
胃もたれしないので、昼食後、2時間ほど経つと既に空腹感を感じてしまう。もっとも、それで苦しめられたり頼りなく感じることはあんまりない。ああ、空腹だなって他人ごとのように感じる。

いいことばっかりのような糖質制限にもデメリットがある。

  • 食費がとにかく高く付く。米や小麦、イモを由来とする食べ物は安いのである。
  • 移動、外出時の弁当に困る。糖質を含まないような弁当など入手できないのだ。何か事情があって移動中に食事を取らなければならないときには、コンビニの唐揚げとかゆで卵ぐらいしか選択肢がない。
  • 同じく、外出時の昼食でちょっと面倒臭い。定食を食べる際はライスを抜いてもらうよう伝える。でも値段は一緒。なんか損した気分。
  • 買い物が面倒。いちいち成分を確認する手間がかかる。老眼なのでメガネを外したりつけたり。
  • 俺は大丈夫だが、タンパク質の摂取率が高くなるため、腎臓に疾患を抱えている人には向かない。