Look at the Bright side of things

Anderson's Blog - since 2005

フューリー

モノホンのティーガー1型戦車を博物館から引っ張りだして撮影した言うことで、以前から気になってた映画。先週のインターステラーを観た際にムビチケを1400円で買って今日観てきた。

以下ネタバレあり。




中学生の頃、今はなきツクダホビーからリリースされていた第二次世界大戦の欧州戦線における戦車戦を再現したウォー・シミュレーションゲームの傑作「TIGER I」を友人たちとよく遊んでいた。ゲーム内の解説で描かれる戦車に魅了されて以来、密かに戦車ファンである。
なので戦車が登場する映画は結構観たんだけど、劇中に登場するドイツ軍戦車は大抵の場合、現存する他の戦車をそれっぽく見せてるだけのものが多かった。その中でも「プライベート・ライアン」に登場したティーガーは良く出来てて「おおっ!」って思ったけど、後で調べたらT34/85に改造を施したものだったそうな。

「フューリー」にはモノホンのティーガー1型戦車が登場する。これは現代の映画では初めてのことらしい。本作に登場するティーガー1型はイギリスのボービントン戦車博物館に現存する、世界で唯一自走可能な代物。TwitterのTLでたまたまその情報が流れてきた時に、そのためだけに観ようと決心したのだった。内容なんかどーでもいい感じだった。
映画は戦争の無常さ、無残さ、残酷さをあますところなく描いており、死骸が山と積まれる。が、俺的には戦車の戦闘シーンだけを観に行ってたので、ひたすらティーガーの登場を心待ちにしていた。
ところがティーガーと主人公たちの駆るシャーマン戦車との戦闘シーンはさっくりと終わる。それなりの強敵で手に汗握る戦闘シーンだったのだが、クライマックスとはあまり関わりがない。ティーガーを倒してバンザイ、憎きナチスドイツめ!思い知ったか!という映画ではないのである。
本作には一切のカタルシスがない。高揚感も達成感もない。次の瞬間には誰が死んでいるかわからないという、戦争の無茶苦茶さをよく描いている。
米兵が降伏した捕虜を即決処刑しているシーンも描かれている。日本の映画でそういうのは撮ったの、あるのかねー。

ティーガーとの戦闘シーンは下記の動画にて。コレが大方だから、満足しちゃったら映画館に行く必要ないよ。
www.youtube.com