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三国志 Three Kingdoms 19、20

江夏に退避した劉備一党の元に、江南の孫権配下、魯粛劉表に対する弔問と称して訪れる。劉備諸葛亮と会談した魯粛は江南と同盟し、曹操と戦うべきだと説く。諸葛亮はそれに応じ、魯粛に伴われて孫権のもとへ向かう。荊州を制圧した曹操は天下統一も目前となり、新たに配下にした蔡瑁、張允に水軍の調練を命じ、三ヶ月後に侵攻を開始すると宣言、長江沿いに檄文を流布した。
曹操来襲の報に怯える江南の文官たちは孫権に降伏を勧め、来着した諸葛亮を論難する。それに応えた諸葛亮は一つ一つ論破し、張昭や虞翻ら文官たちの色を失わせる。孫権のもとに進み出た諸葛亮はわざと曹操の陣容を過大に述べ立て、孫権を怒らせたあと、曹軍の不利を説明し、孫権の心情を開戦に傾かせる。文官と武官の間の和戦分裂に心痛める孫権は兄・孫策の遺言に従い、外交の担い手、大都督周瑜の帰還を待つ。
任地から戻った周瑜の邸宅に、文武の諸官が相次いで訪れ、その真意を探ろうとするが、周瑜は本心を明かさず、彼らを退去させる。やがて周瑜が待ち望んでいた諸葛亮魯粛が訪れ、書斎に設けた会談の席上、周瑜は和睦を孫権に勧めると告げた。諸葛亮は一笑し、曹操の人妻好きを挙げ、傾国と名高い大小二喬を送れば江南は保たれると進言した。妻である小喬を差し出せとの暴言に周喩は激怒、一転して開戦を決意した。周瑜邸よりの帰路、魯粛諸葛亮周瑜小喬を妻としていることを知らなかったのかと尋ねると、本心は開戦だったくせにそれを明かそうとしないからわざと怒らせたのだと明かし、魯粛はその才知に敬服した。
翌日、孫権は文武百官を召集し、周瑜の演説に従い劉備と同盟して曹操に当たることを決断、机を斬ってその決意を示し、文官たちに誠意を尽くして後方支援を依頼し、孫家一党の団結を守った。
諸葛亮の才知を恐れる周瑜は、諸葛瑾を通じて孫権に仕えるよう説得を試みるが失敗、軍務に名を借りてその抹殺を計るが、これもうまく躱されて失敗する。
烏林に水陸の大軍を布陣した曹操は蒋幹の言を容れ、周瑜の篭絡を謀るが計を逆に利用され、周瑜が蒋幹に掴ませた偽文書を信じ水軍の要である蔡瑁と張允を処刑してしまう。謀られたと気付いた曹操は蒋幹を斬り、曹丕を通じて蔡瑁の従弟である蔡和、蔡中に侘び、兄の敵を討つために周瑜に偽降するよう命を下す。水軍の指揮官は于禁と毛カイが引き継ぎ、船を鎖でつないで大地と成し、揺れを抑えて船酔いを防ぐ、連環の計を採用する。
蔡瑁と張允が除かれたことを喜ぶ周瑜だったが、魯粛から諸葛亮が陰謀に気付いていたことを知り、殺意を新たにする。春が近づき開戦を控えた周瑜は軍令を借りて諸葛亮を殺そうとし、10日以内に10万本の矢を調達するよう命じた。諸葛亮は3日で十分と答え、いぶかる周喩をよそに魯粛に船団を借りて3日後に発生した霧の中、曹操の陣に接近し、挑発して矢を射掛けさせた。船団に設置した藁人形に隙間もないほど矢を撃ち込ませ、まんまと10万本の矢を手に入れる。霧の発生を予想するほど天文地理に通じ、神算鬼謀を以て矢を調達した諸葛亮周瑜は詫びて、曹操を撃破する方法を問う。諸葛亮周瑜はお互いに隠した手のひらに書いた「火」の一字を見せ合い、肝胆相照らすのだった。


おおよそ演義通りか。とは言え小喬が戦場についてくるなどのオリジナル要素あり。画面が男臭くなりすぎるからだろう。連環の計はホウ統の進言で無くなってるから、徐庶も登場しないのだろう。博望坡や新野の戦いがセリフだけで終わったこともあって、ようやく諸葛亮の神算鬼謀を楽しめるように。
セットがなんとなく、レッドクリフのものに似てるような気が…。