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エヴァンゲリオン芸人

アメトーークDVD5巻を観た。「出川ナイト」はとても面白かったが、基本的にスベリ芸やイジられ芸は笑いとしてあまり好きでない(でも芸としては認める)ので、爆笑には至らない。
エヴァンゲリオン芸人」はオリラジ中田の熱演に圧倒され、蛍原同様、その回を観たくなってしまった。エヴァンゲリオンそのものは、チラ見程度でほとんど見ていない。中田が熱演していた回はそういえば見た記憶があるかな、という程度。放映されていた時期、何かと忙しくて気にかけるヒマもなかったのである。
それでも、これだけ話題になってるのだから面白いのだろうと、深夜の再放映などで一話を見て、どうも肌に合わなかった記憶がある。なんというか、マニアや同人ノリをそのまま映像にしちゃったような感じが見ていて気持ち悪かった。設定だけやたら力が入ってて、そこで力尽きちゃうとか、物凄い深遠な謎を用意してるけど、それを語らずに終わっちゃうとか、広げた風呂敷をたためないとか、アマチュアによくあるパターンだろうな、と見切っちゃったのである。
派手な設定やファンへのくすぐり、凝った意匠で気を惹くのはうまいんだけど、実がないという感じ。気宇壮大なだけで俺の大嫌いな虚仮だな、と。「エヴァ芸人」で初めて最終回の内容を知って、さもありなんと思った。手塚治虫が名著「マンガの描き方」で、アマチュアは話をちゃんと終わらせないことが多いと嘆いていて、短編でいいから結末をしっかり書こうね、と勧めていたのだが、そのまんまと言える。