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やっぱりクソだった戦国無双2

先の日記で褒めた「戦国無双2」だが、やり込むほどにクソさ加減が身に染みてきた。
基本的に無双というゲームは、

  1. 一騎当千の豪傑として雑魚兵をなぎ倒して活躍する
  2. 劣勢を自分の活躍でひっくり返す
  3. 史上のIFを自分の力で成し遂げる

といったことを楽しめるはずなのだが、「戦国無双2」においては、

  1. 味方が弱すぎるため、雑魚兵を相手にしていると、味方がどんどん負けていくので敵武将を素早く倒さないといけない
  2. いくら劣勢をひっくり返しても、敵の伏兵や増援が現れるので全部ムダになる。優勢になるためのミッションをこなしても、それによって伏兵や増援が現れる始末。
  3. 史上のIFどころか史実を達成するためのハードルが恐ろしく高い。

などと言った感じで、全然楽しめない。
たとえば「関ヶ原の戦い」の徳川方では、味方先鋒の福島正則井伊直政が開始30秒もたたずに撃破されてしまう。なのでマップ中央の敵武将を一手に引き受けないといけなくなる。そのうちマップ北端から立花勢が本陣へ突撃を始めるのだが、真三國無双(以下、真無双)ならば、高難易度でない限り、自分の奮戦が味方全体に波及するので、中央で頑張って士気を挙げれば、そうそう味方がやられることはない。
しかし戦国無双2(以下、エセ無双)では、味方は単なる雑魚でしかないので、立花勢を倒しに行かなければならない。おまけに、それとほぼ同時ぐらいにマップ南端で小早川への裏切り催促が始まり、布施孫兵衛を敵将から護衛して、射撃位置まで誘導しなければならなくなる(しかもタイムリミット付き)。
小早川が裏切らなければ圧倒的に不利になるし、本陣を守らなければGameOverである。こんなの同時に出来るか、馬鹿。
それでもなんとか達成したとしよう(エセ無双では敵武将は最低難易度でも的確なガードをしてくるので、倒すのにものすごい時間が掛かる)。史実ならばこれで戦勝決定である。ところが、その時点で即座に島津の中央突破が始まり、立ちふさがる味方武将を鎧袖一触で全て撃破していくのである。せっかく必死に本陣を防衛し、小早川を寝返らせて、戦局を有利に導いたのに、味方はほぼ全滅状態になってしまうのだ。
これを防ぐには、あらかじめイベントを全て熟知した上で先回りし、イベントが発生した瞬間に該当武将を撃破する、ということを行わなければならなくなる。つまり、自由に戦わせてもらえなくなり、マップのあちこちで起こるイベントに対処するため、マップ中を走り回らされる羽目になるのだ。
真無双では、自分の受け持つ進路、あるいは防衛部署で雑魚兵を倒しまくれば、それに応じて味方の士気が上がり、味方が強くなって担当部署で任務を果たして敵を倒してくれる。もちろん敵武将の撃破に専念するような遊び方も出来る。自由度が高いのである。
だが、エセ無双では味方が敵兵を倒してくれるようなことがほとんど無いうえ、敵を追い詰めても、手薄な味方本陣へワープしたりするから、マップのあちこちを走り回らないといけなくなる(そのためか、真無双では馬が必須というわけではなかったのだが、エセ無双では馬がないとGameOverはほぼ確定である)。
苦戦を叫ぶ味方を救援しにいってみると、雑魚兵5,6人に囲まれているだけだったり、敵を追い詰めたと思ったら、本陣近辺に伏兵が大量に湧いて、必死に戻ると大将が敵将5,6人に囲まれて浮かされ続けていたりと、トホホなことばかりで、プレイ中は制作者を罵り、しかりつけ、ぶん殴ってやりたくなった。

そのぶん殴ってやりたい制作者インタビュー前後編
http://game.goo.ne.jp/contents/news/NGN20060224exp12/index.html
http://game.goo.ne.jp/contents/news/NGN20060224exp13/index.html

↑もう二度とテメエらの作ったソフトなんか買うもんか、アホタレ!

戦国無双2(通常版)

戦国無双2(通常版)