Look on the Bright Side of Things

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褒められ下手

昔から褒められることが好きでない。褒められると居心地が悪く、何故俺を褒めるのか、と褒めた人の真意を探ろうとする。そもそもうちの親父はあまり俺を褒めたことがない。職人で家にずっと居ることが多いから、子どもとの接触は人並み以上にあったはずなのだが、日中は仕事で忙しく、夜は阪神のことしか頭になく、オフシーズンぐらいしかまともに相手をしてもらえることはなかった。
たまに遊園地につれてもらっていった時でさえ、俺がはしゃぐと怒るのである。だから親と一緒にいる時に羽目を外すということがほとんど無かった。
そういう育てられ方をしたためか、褒められるとどういう反応をすればいいのかわからないのである。だから褒める方にしても俺の反応は褒め甲斐がない、ということになる。それでも一生懸命やる方だから、あいつは褒めなくても頑張るよ、ということになって、一層褒められなくなる。
大会で優勝して殊勲を褒められ、今日の道場では技倆の進境を宗家から褒められて、うれしくもあるが、どうにも居心地の悪かった一週間であった。