前々から噂されていたとおり、ウィルコムが会社更生法を申請した。これを機に俺もウィルコムから乗り換えることにする。
もともと携帯はDocomoを使っていたのだが、当時使っていたモバイル機器でネットがしづらく、モガモガ音が気に入らなかったので2000年になって音質がいいウィルコムに変更したのである。
当初、携帯に比べてPHSは圧倒的に音質が良く、通信速度も速かった。しかしあれよあれよという間に携帯電話が進化を遂げたのに対し、PHSは進化の歩みが遅く、時代に取り残されてしまった。それでもQWERTY配列のキーが使え、PCとの親和性も高いW-Zero3シリーズなどユニークな端末に魅力があったのだが、それも他社から同種の端末がリリースされ、もっと魅力的な機能が盛りだくさんになってしまっている現在、PHSの特色だけでは覆しようのない劣勢となってしまった。
去年の7月に買い替えたWillcom03に対して、最近はストレスしか感じないのでもう縁を切ることに決めた。割賦の残りを払ってでもこの端末とはおさらばしたい。以下、不満点。
・端末の反応が遅い。なにをするにもワンテンポ待たされる。これはWindowsMobileが糞だから。
・タッチパネルの反応が良くない。押したつもりのないところが反応し、誤操作を招きやすい。
・指でタッチすることを考慮していない。もともとスタイラス前提の設計になっているため、アイコンが小さすぎる。いちいちスタイラスで触るのがもう面倒になってしまった。
・FEPが使いにくい。QWERTYでの操作を前提としていないため、変換がやりにくい。
・カメラの質が2世代前。最近リリースされた最新機ですら5Mピクセルとかだからもうどうしようもない。
・通信速度が遅すぎる。かつては最速だったのだが、そこからの進化が見られなかった。残念。
次をどこにするかだが、WindowsMobile以外のQWERTY必須という条件で見るとAuに1機種、Docomoに1機種ある程度。今年の後半まで待てばAndroid携帯でそういうのが出そうなんだが、ちょっと待てない。さらば、ウィルコム。
