Look on the Bright Side of Things

Anderson's Blog - since 2005

出張の日々

就職してから初めて出張したのは、忘れもしない1995年1月17日に起きた、阪神淡路大震災の翌日のこと。予定では震災当日だったのだが、さすがに交通機関が麻痺していたし、事のあまりの大きさに情勢をみてということになったのだ。翌日になっても新大阪からは新幹線がでておらず、京都まででてから東京行きに乗った。インターネットはまだ一般的ではなく、情勢は新聞・テレビに頼るほかなかった。現地についてから乗り換えた電車内で、ほかの客が広げている新聞の見出しを見る度に死者・行方不明者の数が増えていったのには背筋が寒くなった。今までで一番記憶に残る出張であった。
以来、日本全国津々浦々を経巡ったのだが私が出張する後先には、しばしばヤな事件が当地で起こっている。臨界事故だとか長期拉致監禁事件などだ。転勤した場合なんかサリン事件が起きたりもした。なんか因縁でもあるのだろうか?
出張先はなぜか福岡が一番多い。会社を三つ四つほど渡ってるのだが、いずれの場合も福岡に複数回行く羽目になった。挙げ句の果てに転勤させられそうになったりもした。福岡には仕事以外で多少の縁があるのだけれど、その主から強い引きが在るのかもしれないな。
福岡の次は大阪、名古屋と続く。在京時代、実家に泊まらせると宿泊費もかからないし、関西人同士でやりやすかろうということでよく行かされたし、私としてもありがたかった。
名古屋は食い物が口に合わず、何となく居心地の悪さを感じていたので、あんまり好きな出張先ではなかった。手羽先は確かに旨いがせわしないので、好きにはなれない。ミソカツも関西のソース文化にどっぷり浸かった私には合わない。
好き嫌いはあれど会社の金でいろんなところに行かせてもらうのはありがたいことだとおもってる。沖縄にも行けたし。