Look on the Bright Side of Things

Anderson's Blog - since 2005

特別指導

先週同様、乞われて指導を行う。先週教えた事をほぼパーフェクトに忘れられている。ゲンナリしたが、めげずに一から教え直す。さすがに前回よりは飲み込みが良くなっていたから救われた。
やむを得ない事ではあるが、どうしても手先で技を使う傾向にあるので、足と腹、背中で使わなければ力が削がれてしまうことを、実地で何度も示してやる。腰が入ってなければ、何をやったって中途半端なのだ。上体は背中で支える。その背中は腰の上に乗っている。その腰は足で支える。そしてそれらを腹で取りまとめる。それらが連携してこそ、上体が楽に使え、視野も広がるのだ。
昔は「腰を入れろ」とか「身体でぶつかってこい」、「腹に力をいれんか!」とだけ言い、何度も何度も繰り返して疲労困憊してようやく手に入れる身体感覚だったが、年配者にそれを課すのは酷であろう。優しく示す他はない。