Look on the Bright Side of Things

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9nine 「Re:」

TVドラマ「リーガルハイ」のオープニング曲。

最近、ずっとこの曲に励まされ続けている。メロディーはさておき、歌詞の内容が今の俺の境遇にシンクロしてるのだ。

怖がって、失敗して、挫けて、諦めて。ずっとそんな人生だった。自分で勝手に限界を決め込んで、そこから先に踏み出そうとしなかった。
結果を怖がって本当に好きなこと、好きな人に近づこうとする努力を怠ってきたのだ。上手く行かなかったり、断られることなど、近づけば諦めなければならなくなる可能性を恐れていた。俺には無理、向いてない、ということを言い訳にして逃げ続けてきていたのだ。逃げてることを認めたくなくて、適当を決め込んで、自分の人生なのに高みの見物をしてる振りをして、流されるまま、などと言っていた。当然将来にはなんにも夢を持たなかった。どこかで一人野垂れ死にするんだろうと投げやりになっていた。

人生の折り返し点(などというモノがあるのか知らんが)を過ぎた年令になって、そういう投げやりな、消極的なことはもう止めることにした。こんな年令になるまでそのままで過ごしてきたなど、遅きに失しているかもしれないが、物事を改めるに遅いということなど無い。改めなかった時こそ遅いのである。

昨年来から失職、雌伏、出会い、再就職などなど、そういう心境に至るキッカケが色々あって、ひとつのターニングポイントを迎えてプレッシャーに負けそうになっていた時に、ちょうど「リーガルハイ」が始まって、この曲がオープニングで流れ、妙なシンクロ感とともに俺の心にすっと入ってきた。

「ここまでやって来たよ そう簡単に諦めれる訳ないよ 言いたくても言わなくって ぶつかること避けてきたりしてるけど」
「も一回 いいかな もう怖がったりしないよ 巻き返すチャンスは有るでしょ」
「失敗した分は 正解に近づくって 偉い人は言ってたよ」
「ReReReRe リスタート 出来るよ さあ 始めよう」

ネットで検索してYoutubeで「Re:」を初めて聞いた時、涙が溢れて止まらなかった。出来るんだよ、怖くないよ、頑張ろうよって励まされて、おそらく自我が芽生えて以来、俺の心を閉ざしていた殻が割れて崩れ落ちたような感じだった。

人はそう簡単には変われないのだろうから、今でも怖がったり尻込みしたりしてるけど、その時には必ず「Re:」を頭のなかで再生して励ましている。

「何度ステージ越えてきても 始まりはこれから Step by Step」 
「も一回 いいかな もう逃げたりはしないよ やり直すチャンスは有るでしょ」
「経験した分は 必ず役に立つって 偉い人は知ってたよ」
「ReReReRe リスタート 出来るよ さあ ここから」

この曲がこのタイミングで登場したことも含めて、今、俺の身の回りで起こっている、俺が関わっていることはすべて天命なのかもしれなくて、背中をずっと押されている感じがしている。失敗も挫折もするだろうし、怖がるだろうけど、それは必要なプロセスなんだろう。都度都度リスタートすればいいのだ。だから、今は未来がちょっと楽しみ。

※詩の順番は少し変えてあります。