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備忘録

某所に書いた内容だが消えてしまうのは惜しいので転載・追記する。

プログレス2について。
昔使ってました。IBMRPGを参考にした言語です。特徴としては、プログラム構成・項目定義に指示書を用います。
A指示書  プログラム名定義
B指示書  画面構成定義
C指示書  入力ファイル情報(ファイル名・レコード長・ブロック数,etc)定義
D指示書  入力項目情報定義(レコードの何バイト目〜何バイト目を項目Aと定義する、など)
E指示書  出力ファイル情報定義(C指示書と同様)
F指示書  出力項目情報定義(D指示書と同様)
G指示書  画面・プリンター出力項目情報定義(画面・帳票のタイプ・カラム数など)
H指示書  帳票出力項目定義(プリント行・列位置など)
K指示書  作業項目定義(変数・定数を定義)
L指示書  ロジック部分

といった感じです。指示書毎にカラム位置に意味があります。
コンパイルによってロードモジュールと呼ばれる実行バイナリを作成します。
大抵はホームディレクトリの ./SLIBにソース、./BINにロードモジュールを格納します。
実行にはJCLと呼ばれるバッチファイル(./PLIBに格納)を用いることが多いです。
JCL上で条件分岐や帳票オーバーレイなどを定義したり、作業ファイルの割付など
を行います。
JCLはUGMNT、もしくはUGMNT2というコマンドで生成されるメニュー画面から実行できます。
OSのバージョンにもよりますが、ファイルメンテナンスにはEDUETと呼ばれる
簡易生成プログラムが利用できます。
OSがDP-UX以降であれば、ソースファイルをPCに転送することも出来ます。
COMINから、DPARCと入力して実行するとHELPが出ます。
詳細については、三菱電機に直接聞くのが手っ取り早いかと。MELCOMの販社に
協力を仰ぐのも良いかもしれません。