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シャア専用ザク

劇中でシャアが一番長く乗っていた赤色の専用機。未熟なアムロホワイトベースのクルーを一番苦しめたシャアの象徴と言っても良いマシン。ザクを赤く塗って角を立てただけなのだが、それだけでも量産型より強そうで格好いいのである。
初めて買ったガンプラも1/144シャア専用ザクだった。その頃は別にガンダムのファンというわけでもなく、なんか格好いいロボットのプラモが売ってるな、300円は安いから買っちゃえみたいな感じだった。今のガンプラに比べると非常にチャチな出来で、スパイクアーマーは肩と一体化、モノアイはモールドで表現、足首は脛部分と一体化、手は握り拳で武器を保持するための穴が空いている、股関節は左右に開かず、ザクマシンガンの弾倉は下が空いているといった代物だった。このモデルは肩関節と股関節が貧弱でよく折れた。特に肩関節は本体側に接続するリング状の部品が弱く、瞬間接着剤で何度も補修したが、すぐにまた折れてしまい、最後はゴミ箱に。
ガンプラがブームになってから発売された1/100モデルにはポリキャップが導入されており、関節の保持力が各段に向上した。股関節が左右に開くようになっており、足首やスパイクアーマーも確か別部品だったように思う。「HobbyJapan」に掲載されていた腰アーマーを分割した作例がとても格好良く、兄貴が改造させてくれと頼むので任せてみると、器用な彼は上手に改造してくれ、モノアイまで発光させてくれた。これもそのうち壊れて捨てられた。
兄貴が買った1/60ガンダムが羨ましかったので、親にせがんで1/60シャアザクを買って貰ったのだが、ちょっと大きすぎて手に余り、塗装はほとんど出来なかった。ポリキャップを使って可動部分も多かったのだが、これも肩関節の強度が弱く、ポーズを取らせている内にすぐ折れてしまい、瞬着での補修を繰り返す内に部品がボロボロになって捨ててしまった。
当時のガンプラには内部骨格という発想はなく、中身がスカスカの外骨格で関節にかかる荷重を支えていた。壊れやすいのも当然である。