Look on the Bright Side of Things

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Terminator Salvation

退社後に観に行く。客の入りは3割程度。平日だからこんなものかな。CGと実写の使い分け、融合が巧く、リアルな未来戦争物だった。CGで作られた若き日のシュワルツェネッガーはリアルすぎて全く違和感がなかった。しかし、労力が掛かるのだろうか、登場して程なく外装が焼き払われ、金属骨格になってしまっていたが。
ターミネーターの声マネによる誘導など、過去の作品へのわかりやすいオマージュがしつこいぐらいに見られる。
当初はマーカス・ライトを死んだ、あるいは弱ったジョンの影武者に据えるラストだったらしく、それを無理に変更したのか、違和感の残る結末になってしまっている。
話のはじめから、スカイネットの罠が丸わかりなのには困ったものだ。もっと狡猾であって欲しいんだが。停止コードは2重化されていて、共鳴するとウイルスに変貌して人類側の機器を破壊するとか。
戦術も生物兵器化学兵器を使ったり、トム・セレックの「未来警察」に出てくるスパイダーみたいなのとか、狙撃専門型、自爆型ターミネーターみたいな嫌らしい敵を繰り出し、それに苦戦する人類を描いて欲しかった。