Look on the Bright Side of Things

Anderson's Blog - since 2005

想像できない

雨の降り出しそうななか、道場へ向かう。上級の指導役と談笑した後、稽古に挑む。緩やかに進歩しているのだが、身体を使う上での癖が邪魔をする。足を進めても腕に力が入り、体の進行に沿わず、遅れるために身体が歪むのである。力を入れて固めた部位を、動くための手がかりにしてしまっている。これは強敵というか、難問というか、動く手がかりから手を放さないといけないのだけれど、どうしてもそれができない。ちょうど、スケートに不慣れな人が、ガイドから手を放す時の恐怖心、頼りなさと同じものを感じるのだ。

そうやって離れた時の動き方を、脳内でイメージする事が出来ない。今までそのような事はなく、大抵はイメージした動きをトレースできていたつもりだったが、イメージすら出来ないのでは、どうやって動けばいいのか、皆目見当が付かないで居る。稽古を終えて帰路に就くと雨に降られてしまった。やな感じ。