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ギャラクティカ・サイロンの攻撃

ネットで評判だったので衝動買いしてしまった。ギャラクティカというとスターウォーズが大ヒットしていた頃、TVドラマとして米国で制作されたSF特撮ドラマで、日本でも日曜夜8:00に放送されていた。最初は物珍しかったけれど、使い回しの特撮シーンと、チープな設定にウンザリして、途中で見るのを止めてしまった。
あれから30年。CGによって強力になった特撮と練られた設定によって、完全新生を遂げたギャラクティカが帰ってきた。リメイクだけに前作はあまり知ってなくても楽しめる。前作を知っている人は、先入観を捨てて観ることをお薦めする。
戦闘シーンは少なめだけど、どれも印象的で重厚な作りとなっている。姿勢制御用のブーストを吹かせて慣性で滑りながら攻撃する戦闘機など、かなりカッコいい。おまけに効果音とBGMはおとなしめ。迫力が減じるどころか、ドラム中心のBGMと相まって、かえってそのほうが重厚さを醸し出している。「2001年宇宙の旅」をお手本の一つにしただけのことはある。ストーリーもハード。実によくできている。
米国ではたくさんの賞をゲットしつつ3シーズン目に突入しているが、日本向けDVDはパイロット板といえるこの一本のみなのが残念。続きが気になってしょうがない。