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戦争物映画3篇

ぽすれん」で戦争物を3つ借りてみる。1本目はロシア製の映画「東部戦線1944」。タイトルだけだとスケールの大きい映画に見えるが、原題は「The Star」で劇中に登場する偵察部隊のコールサイン名から。つまり偵察部隊が敵陣に入り込んでうんたらかんたらという映画。登場人物が次々に死んでいくのが哀しい。
お次は「空軍大戦略」。これの原題は「Battle of Britain」、つまり第2次世界大戦初頭、ドイツとの緒戦に破れてダンケルクから追い落とされた英軍がドイツ空軍を英国本土で迎え撃つ戦いのお話。一部特撮も使っているが、ほとんど実写で当時の実機を使って撮影している。費用面などから今では到底不可能な撮影だと思われる。登場人物が多すぎてそれぞれの内面には立ち入れず、記録映画のような印象。
最後は「キングダム・オブ・ヘブン」。こちらは戦争と言っても12世紀の十字軍の時代のお話。日本で言うと鎌倉時代直前あたり、源平合戦の頃。リドリー・スコットならではで、「グラディエイター」などと同じく、スケールはでかいし撮り方も丁寧だが、何が言いたいのか判らない映画。キリスト教徒なら理解できるのかも知れないけれど。戦いに出たこともある色男の鍛冶屋がひょんなことから出奔し、異郷の男爵になって、戦争で大活躍して英雄となり、花嫁を得て帰郷する、ただそれだけのお話。攻城戦のシーンなども含めて「ロード・オブ・ザ・リング」に影響を受けているのかも知れない。
「空軍大戦略」と「キングダム・オブ・ヘブン」はBDで観た。DVD版とBD版がある場合は必ずBDを選択するようにしている。PS3はDVDにアプコンを掛けてくれるからDVDも綺麗に見れるけど、BDの情報量には到底かなわない。