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STAR WARS the Complete Saga Blu-Ray BOX

Amazonで随分前に予約していたものが公約通りに発売日お届けとなったが、20-21時に再配達してくれるクロネコヤマト様と違って佐川急便は再配達受付の締切が早く、翌日の受け取りとなった。
んで、EPナンバー順に英語音声/日本語字幕で視聴を開始して、ようやくEP6まで観終わった。HD版のSWというと昨年のNHK-BSで放送されたものに熱中してしまい、ライトセーバー作りにしばらくハマってたわけだが、BD版を観て、また熱が再燃しそうな気配。
BD版はDVD版を焼き直しただけのものではない。BS放送版よりも画質が良いし、日本語音声、スタッフキャスト解説音声/字幕も付く。音声もグレードアップされ、特にライトセーバー戦の重低音にはビビってしまうほど。あとで述べるように映像にも色々な修正が施されているのだが、個人的に一番嬉しかったのは、EP1〜3にかけての戸田奈津子のクソ字幕・アホ翻訳がほぼ綺麗に修正されていたことだ。去年のBS版でもDVD版の字幕のままだったから期待していなかっただけに、これはほんとうに嬉しい。
EP1のオープニングのプロローグのスクロールが始まって「あれ?文章が変わってる…?え!”バトルシップ艦隊”が消えてる!」となったときには思わず快哉を叫んだほどだ。他にも「小惑星ナブー」やら「ローカルの星人」やらが消えてるだけでなく、「生けるフォース」などの適切な単語が当てられ、恒星系と惑星の混同もほぼ解消されていた。全面改訂というわけではなくベースはあくまで戸田版ではあるが、「〜を?」や「〜ので?」、「そうすりゃ」などのいわゆるナッチ語も少なくなり、納得の行く翻訳をしてくれていて、たとえばここここで示したような不満がかなり解消されている。EP4〜EP6の字幕については特別版、DVD版の際にかなり改善されたので大きな変更はないが、BDの高解像度に対応したのか「おれ」「わたし」などが漢字に変えられていた。
映像に関してはEP1〜3にかけてはEP1でパペットだったヨーダがすべてCGに置き換えられた他の変更点はわからなかった。EP1のジャバが修正されていたり、BD版のFacebookで示されているように、画面の端が切れていないそうなのだが、そんな軽微な差はあまり気にならない。EP5についても前記サイトで示されていたワンパがトーントーンを縊り殺す際に支柱が見えてるとこ以外はよくわからなかった。
EP4はハッキリわかる点があって、

  • オビワン初登場時のクレイトドラゴンの鳴き真似の声が変わってる。
  • ハンとグリードの撃ち合いが早送りかコマ落としかで間が短くなり、自然な感じに。
  • 小柄だったジャバが巨大化。EP6のそれと自然につながるようになっている。
  • ファルコン船内でルークが振るうライトセーバーの色がライム色でなくなっている。
  • オビ=ワンと対決するベイダーのライトセーバーが白くなっていたのが修正(DVD版でも修正しきれてなかった箇所)。

は確認できた。修正が一番多いのではと思ったのはEP6。

  • ジャバの宮殿の入口が巨大に見えるよう、CGで新規作成されている。
  • ルークが押し入る直前のジャバの広間にセブルバの種族、ダグ族が登場する。
  • イウォークがアップになる際、瞬きがCGで追加。
  • 皇帝の眼前で交差するライトセーバーの輝きが増している
  • 銃撃を受けて吹っ飛んだ後のR2の痙攣が飛び出す部品が増えるなどして派手になっている。
  • ルークを助けるベイダーの声(Noooo!)が追加。

などの追加・修正が行われている。他の修正点などについてはここでも紹介されている。
しかし、DVDでも消しきれなかったマット合成の跡(Xウイングなどを取り巻く四角い枠)は今回も修正されていない。手間がかかるんだろうか。ライトセーバー関連のブルーパー(パルパティーンやオビ=ワンがアナキンのセーバーを持ってるなど)などもそのまま。わかってるけどわざと直していないのだろう。
BDの高画質は黒澤の「用心棒」でもそうだったが、ディテールが自然に飛び込んできて、DVDよりも臨場感が上がる気がする。
やっと映画本編を観終わったのでおまけの映像特典をこれからゆっくり楽しむとしよう。それが終わったら今度は吹替で見なおす。11月にはHMZ-T1が届くから、黒浮きと残像のない大画面で視聴するのが楽しみだ。
実家にまだビデオデッキがあるので特別編のビデオと見比べてみようかな。