難易度Normalでクリア。物語と戦闘のスケールが大きくて圧倒されっぱなしだった。文字通りに山ほどもある巨神を倒してしまう爽快感はたまらない。ギリシャ神話の神々を皆殺しという話のスケールもデカイ。ヘリオスを殺せば太陽が失せ、ポセイドンを殺せば海は荒れ狂い、という具合にクレイトスが神を一人殺す度に、その神が担っていた役割が破綻し、世界が滅びに近づいていくのである。
で、ゲーム内容は割と難しい。対ボス戦闘は難易度が高くて死にまくり。ゴリ押しが効かないので敵の動きをよく見て回避と防御に意識をおいとかないとあっさり死ぬ。
QTE（CSアタック)は落ち着いてれば間違うことが無く、反射神経はほぼ必要ない。ステージの仕掛けも呻吟するほどの難しさではない。「ベイグラントストーリー」よりもずっと簡単。しかし、2段ジャンプからの滑空がタイミングになかなか慣れず、穴に落ちてよく死んだ。なんでこんなところに穴が必要なんだ？というところが多く、少しストレスが貯まる。
グラフィックの質は極めて高く、プリレンダムービーとの切れ目がほとんど分からない。その質の高い表現力が残虐表現にも生かされてるのがゲロゲロではある。戦闘中は始終、碧血が飛び散り首や胴体を引きちぎるのは茶飯事。そしてクレイトスには慈悲がない。殺さないクレイトスはクレイトスじゃないぐらい。慣れてくるとギャグの一種にも思えてくるから不思議。
