Look on the Bright Side of Things

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FF13、11章に突入

ずーっとプレイヤーを置いてけぼりにしていたストーリーについて、章が進むごとに断片的に補足が入り、なんとか全体像が理解できはじめる。なんで最初から丁寧に世界を描かなかったのかねぇ?受け入れて貰えるかどうか自信がなかったのか?いきなりファルシだのノラだのコクーンだのパルスだの言われてもわかんねぇよ。事前説明があればもっとすんなり入れただろうに。
簡単に言うと世界はファルシと言われる神の如き機械に支配されていたが、パルスと呼ばれる大地は既に住める世界ではなくなり、コクーンと呼ばれる巨大空中都市で人々はファルシに保護されて生活していた。人々はなぜかコクーンを滅ぼそうとするパルスの邪悪なファルシとその尖兵であるルシを恐れていたが、よりによってコクーン内にそのパルスのファルシが発見された。ファルシは人に力を与えてルシとするため、そのファルシの周囲にいた人々はコクーンを滅ぼすルシにされた可能性があり、全員をコクーンからパルスに追放するパージが行われようとしていた、というところからストーリーが始まる。
文章にすればたったこれだけ。1章使えば充分描ける程度なのにね。
要所でいちいち所信表明演説をするキャラ共がウザイ。もっと自然にできんもんかね。お前ら日常生活でそんなに決意表明ばっかしてんのかと。飲み過ぎなんじゃねぇのか?COD:MW2でこんなシーンがあったら吹き出すだろうな。

ソープ「マカロフの陰謀からみんなを守るんだ!」
ゴースト「ああ、俺たちはまだ戦える!だって仲間と一緒なんだ!」
ローチ「そうだ!この胸に灯った希望の光は誰にも消させない!」
シェパード「お前達が私に勇気を与えてくれた!信じること、それが勇気なんだ!」
ソープ「行くぞ!マカロフ!我々の絆がお前を打ち砕く!」

こんな感じのシナリオを真面目に書いてるなんて恥ずかしい限りだよ。FF12は割とそういうテイストが抑えられてて良かったんだけどなぁ。

ゲームの方はオプティマやメンバーチェンジが出来るようになってくると戦闘が割と面白くなってくる。色んな意味で割り切ったゲームなんだなと思う。従来のRPGであったような住人の会話、ゲームキャラの操作、体力や精神力のメンテ、ダンジョン探索、などがすっぱり落とされている。
シナリオ進行は一本道で、意志決定の必要は無いし住人との会話にはまったく左右されない。武器やアイテムの購入はマップ上に点々と設置されている端末形式のセーブポイントに統合されていて、まるでネットショップと化している上に、トレジャーやドロップアイテムとして頻繁に入手できるため、購入の必要がほとんど無い。ゲームキャラの操作もロール変更のみで、戦闘における操作はほぼ自動化されている。攻撃する、攻撃しながら妨害する、防御に努めて回復に専念する、という意志決定を行えばあとはAIが全部やってくれる。FF12ガンビットを抽象化してAIに与える役割設定のみとし、プログラム的要素を省いている感じ。MPが存在せずHPは戦闘終了後に全回復なので、残量に留意することがない。しかも戦闘は不利だと思ったら戦闘開始前に戻って退却することが出来る。ダンジョン的なエリアは構造が複雑でなく、探索の必要が余り無い。
これらを、煩雑さを捨ててユーザーフレンドリーにしたと取るか、便利にし過ぎて味を無くしてると取るかは人それぞれだろう。
11章に突入すると広大なエリアである程度の探索が行えるようになり、経験により戦闘スキルが向上してド派手な戦闘が楽しめるようになる。大ダメージを与えるチャンスであるブレークの存在により敵キャラのHPがインフレしてて100万HPの敵とか普通に出てくる。こちらの与えるダメージも千から一万以上となり、大砲を撃ち合ってるような感じ。ブレークポイントを貯めてブレークすると大ダメージを与え放題のフィーバータイム突入で数字が乱れ飛ぶ。このあたりパチンコの影響かな、と思う。フィーバーの快感を前提にしているためか、敵がどれも固い感じ。
従来のFFよりも敵を状態悪化に追い込みやすくなってる様子であるのも、ブレークポイントを貯める前提だからだろう。
操作キャラクターは6人いるが、今のところライトニング、ファング、ホープでほぼ固定。ライトニングが攻撃と黒白魔法で使い勝手が良く、ファングは攻撃と防御と妨害で、これも使いよい。二人を固定するとあとは補助があればいいのだが、ライトニングだけでは大ダメージに耐えられない。つまり回復を持ってないスノウとサッズは外れる。あとはヴァニラとホープのどちらかになるが、ヴァニラは補助を持っていない。よってライト、ファング、ホープになる。
章の経過とともにスノウとかに妨害や回復能力を付けることも出来るようになるが、時間が掛かるのでしていない。ファッションからなにから全部ウザイから使いたくないし。