Look on the Bright Side of Things

Anderson's Blog - since 2005

龍が如く

見参が一応エンディングまで行ったのだが、プレミアムアドベンチャーを遊ぶ気には成れず。不細工な剣戟を繰り返し見るのは目の毒なのである。この際だから、一番最初からやってみるかと、なんばのビックカメラにて初代と2を購入。BEST版でポイントが使えたので二つ合わせても2000円程度だった。
早速初代をプレイしてみる。こういう時、20GB版PS3を買ってて良かったなと思う。PS2互換付きだから、いちいちPS2を引っ張り出してこなくてよい。メモカも作り放題だし。
初代はバカゲーテイストがやや抑えられ、ハードな雰囲気で話が進む。しかし、さすがにPS2の処理能力のためか、視点変更がほぼできない。
ステージはバイオ形式というか鬼武者形式で視点が固定されている。そして、戦闘は非常にやりづらい。鬼武者より後発の作品なのに、操作の気持ちよさに関しては鬼武者以下。画質も悪く、非常に見づらい。背景を無理に3Dにする必要はなかったのではないか?サウンドはドルビーらしいのだが、街頭での雑音などは短いフレーズを延々繰り返すため、聞き続けるのは一種の拷問を受けているのに等しい。ヘッドホンだとそれが強調されそうで嫌。サウンドを格納するメモリが足りなかったのだろうね。
小牧の修行で、小牧が投げるボールを避ける修行は、HDTV特有の遅延を考慮していないせいか、投げるのを見てからでは絶対に間に合わない*1。投げる前に予測して避け動作を行っておかなければならない。というか適当に避け動作を繰り返すしかない。絶対失敗して何発か命中するが、ヒットポイントが十分あればそれでもクリアは出来る。
避けてからの攻撃の修行では、小牧に接近してないと攻撃がヒットしないため、あらかじめ小牧に密着しておく必要がある。なおさら投球動作なんか見てられない。ボールなんか関係無しで避け動作を繰り返し、たまたまボールがヒットしてなかった時だけ攻撃を発動しない限りクリア不可能。ボールを投げる予告モーションから実際に投げるまでの時間が少し設けてあるから、ブラウン管ならば見て避けるのも不可能ではなかったかも知れない*2。起こりを捉えろということかも知れないが、気を発しない相手では無理というもの。
BEST版は単なる在庫整理なのか、発売後すぐに指摘されたであろうバグが修正されずにそのまま収録されている。アジトでムービを幾つか見ていると、所持金とアイテムがロストされるのである。セーブをこまめにしていたお陰で助かったが、あれは再プレスの際には修正されてしかるべきものだろう。
PS3版が快適すぎたせいで少々辛口に見ていることは否めないが、同時期の他社製ソフトと比べても色々な面で劣っているように思われる。但し、ストーリーは今のところかなり良い感じ。3より初代の方がいいかもしんない。一つ一つのセリフにキレがある。

龍が如く PlayStation 2 the Best(「龍が如く 見参!」予告編DVD同梱)

龍が如く PlayStation 2 the Best(「龍が如く 見参!」予告編DVD同梱)

*1:これはPS3でスムージング処理をONにしていたため。HDにアップコンバートする処理を入れると遅延が発生する

*2:これはPS3でスムージング処理をONにしていたため。HDにアップコンバートする処理を入れると遅延が発生する