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龍が如く見参

龍が如く3が一応終わって、やり残しのイベントなどを消化していたのだが、なんだかつまんなくなってきて、龍が如くの初代を買いに梅ヨドへ。ところが売り切れで2と見参しか売ってない。どっちにするか迷って見参を選択。
プレイしてみたが、詰まらないところで色々と不満がある。身は旨いのに小骨が引っかかる感じ。

  • 刀の持ち方・使い方が下手
    • モーションキャプチャーでやってるのか手付けなのかどうかわからないが、全員構えも動きもなっとらん。
    • 脇が空きすぎ、右手で持ちすぎ使いすぎ。
    • 切っ先がことごとく死んでる。手の内が締まっていない。
    • 大刀を振り回した時に左手が裏返ってるのなんか、見ててこちらが恥ずかしくなるぐらいドシロウト。
    • 姿勢も悪い。
    • 居合の構えで柄頭が相手の方向を向いてないなど素人丸出し。
  • 正座や胡座が下手
    • 裾の処理の関係からか、胡座ですわると、足の部分が大きなクッションみたいに表示されて変。
    • 姿勢が悪い。
    • 腹が据わってない。あれでは即座に前後左右に身を捌けない。いったん重心を補正しないと、特に前には出れまい。
    • 正座や胡座専用のモデルを用意すべきだった。
  • 言葉づかいが甘い
    • わざと現代風にしているのだろうけれども、時代を感じさせる言葉づかいが欲しかった。
    • 作戦とか部隊とか死体とか金とか、言葉のチョイスが悪い。ちょっと興ざめ。
    • 作戦→手筈とか布陣とか、部隊→隊あるいは配下、死体→亡骸、あるいは骸、金→ゼニあるいは金子、ぐらいは言って欲しかった。銀本位制だったこともあり、Money = 金ではなかったのだ。今でも銀行とか路銀という言葉に、Money = 銀という名残があるぐらい。
    • 特に「情報」なんて維新後に出来た言葉は使って欲しくなかったなぁ。
  • 関西弁が変
    • 吉野の関西弁はまともなのに、それ以外の関西弁は非常に残念な出来。
    • 鶴屋の女将は重要な役なのだから、京都育ちの役者さんを使って欲しかった。一休さん藤田淑子ということで京都繋がりではあるけれど。
    • 真島は真島弁だからしゃーない

舞台となる町や村の建物、小道具は雰囲気が良く出ている。色々と素材を集めたのだろう。なのに武術や作法関係はおざなりなのが残念だった。もっとも、これはゲームだけの問題ではない。普通の時代劇でも失われつつあることだ。日常生活で胡座どころか正座をしないし、和服も着ないのだから、外国人が作ったような時代劇になるのは当然といえるかも知れない。

それ以外はまあまあ面白い。後もう少しで終わるところに来ている。

龍が如く見参! PLAYSTATION 3 The BEST

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