グレッグ・イーガン「宇宙消失」を読了。出だしを読んでバブルの存在からどうなるのかなと読み進め、波動関数の拡散と収縮のくだりで唖然とした。よくもこんな事を考えるものだ。大した事は書いて無いけど、以下ネタバレになるので続きを読むとする。
人間のみが波動関数の収縮能力を持ち、重ね合わせが常態の宇宙を収縮させ、多態性を消し去っているなんて、そんな事よく考えつくものだ。イーガンの想像力にはあっけにとられてしまう。なんか突き抜けてる。
- 作者: グレッグイーガン,Greg Egan,山岸真
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1999/08/22
- メディア: 文庫
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