@AndersonSaber: ベトナム最終日の朝。昨日飲みすぎたが、割としゃきっとしてる。寝ていたくてもバイクの走行音とクラクションがそれを許してくれない。社会が早起きを強要して来る。
- このときは調子よくて、またバインミーを二つ平らげたのだけど…。
- ホーチミン市内中心部に出かけて戦争証跡博物館を見学。じっくり見たかったのだが、飲み過ぎと睡眠不足からか体調を崩して、引率者のホテルへ帰還し、夜までずっと寝込んだ。
- 博物館の入口付近に鹵獲された米国製の兵器が展示されている。撤退時に放棄されたものかも、南ベトナム軍のものかも知れない。
- 戦争証跡博物館の印象としては、かなり冷静に戦禍を展示している印象を受けた。米国内での反対運動を伝えるなどして米国を悪魔化することもなく、淡々と事実を展示している。もちろん、表現としては非常に過激で、ナパーム弾で黒焦げになった死体や枯葉剤の被害者である奇形を写真で展示していて(一点だけホルマリン漬けも提示している)、気分が悪くなるかもしれない。しかし私としては科学的な印象を受けた。展示構成者に、被害があまりに甚大すぎて、誇張する必要がないという意識があると思う。こんなもんじゃないんだよ、という暗黙の主張を感じた。米国に対する憎しみを掻き立てられることはなく、戦争そのものに対する軽蔑と憎悪、憤りが湧いてくる構成になっていた。
- うかつにもカーティス・ルメイが北爆に関わっていることを知らず、戦争証跡博物館でそれを教えてもらった。米国は第2次世界大戦でのドイツや日本に対する都市爆撃について戦争犯罪の追及を受けていない。そのために、米国はベトナムでも同じ過ちを犯したと思える。だからこそ、事後立法で裁くのはおかしいという東京裁判に対する批判は、手続き論に過ぎないのだ。法があろうがなかろうが過ちは過ちなのであって、裁かれるべきだ。事後立法であろうと裁かなければ過ちに対する認識を新たにすることはできない。
- そして、中国における日本の三光作戦がベトナムでも形を変えて展開されており、これも東京裁判や南京軍事法廷で徹底的に裁かれなかったが、やはりベトナムで再現されてしまった。ジェノサイド条約が提唱されていても、ユーゴ内戦やダルフールでエスニッククレンジングという形にエスカレートしてしまっている。
@AndersonSaber: 体調悪いなう
- ホテルでひたすら寝てる。立つとふらふらする。下痢とか吐き気とかないんだけど。
@AndersonSaber: ベトナム最後の日なのにうろつけなくて残念
- 折角ベトナムに来たのに、ホテルで寝てるのは癪に障るし悔しいので、若干フラつくが無理して起きてひとりでちょいとうろついて買い物などしてみた。すると別行動していた引率者から電話が鳴り、元気になれる飯を食わせるという。
@AndersonSaber: キノコ鍋食ったが元気回復せず。だるい。
- 有名なキノコ鍋の店に連れていってもらって食べる。きのこのエキスが出たスープは薬膳のような味がして、薬味はニンニクとクコの実とショウガでいかにも体にいいが、お腹がくちくなると眠くなって、ホテルに戻って寝た。
@AndersonSaber: 空港で搭乗待ち。チェックインでごねる親父がいてずいぶん待たされた。空港職員は愛想がない。でも売店の店員はとても親切だった。
- ホテルをチェックアウトして、タクシーでタンソンニャット国際空港へ。空港の名前は知らなかったが、看板に書かれているベトナム語を見て、タンソンニャットという音がわかるようになった。
- 空港までの道すがら、スクーターの列が途切れることはなかった。鉄道のラッシュアワーの代わりなのだろう。テトが終わったばかりでスクーターの量はこれでも少ないほうだという。
- 下の写真がごねるオヤジ。現地時間で21時過ぎだというのにチェックインカウンターは盛況だった。
@AndersonSaber: 行きも帰りも農協の団体とおぼしきオッサンの一団と一緒。行きの機内で大騒ぎしてたが帰りはどうだろうか。さすがに寝てくれると期待したい。
- 空港免税店でベトナムワイン(ダラットワイン)とベトナム焼酎を購入。二つ合わせて19ドルだった。
- 使い残したベトナムドンを空港の両替所で円に交換してもらったが、市街よりレートが低かった。日本国内では交換できないそうなので、損得を言ってる場合ではない。
- 外貨交換のレシート。上がホーチミン市内、下が空港。
- 帰りの機内は映画を観ることもできず、かと言って寝ようとしても気流が乱れたり、日本時間の5時頃に朝食が供されたりと、宙ぶらりんな状態だった。さすがにみんな静かでいらいらさせられることはなかったが。農協どもも別の便だったようだし。