Look on the Bright Side of Things

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大阪市立科学館

親父を連れて国立国際美術館ルノワールを見に行く。俺的にはあまり好きな画家でないのだが、それでも見事な絵師ではある。美術の教科書に必ず載っている絵の実物を間近に見ることができるのはいい機会である。
絵の横にある説明文を見ると日本で収蔵されているものが多い。バブルの時に買いまくったんだろうか。
美術館を出たあと、科学館へ。特に見たいものはなかったのだが、なんとなく入ると親父がプラネタリウムを見たがったので入る。高齢者だから彼は無料で済む。長年働いて社会に貢献してきたのだから、お金の心配なく余生を送らせるのはいいことである。
300人ほどの収容人数であるプラネタリウムは盛況で満席だった。解説員がユーモアのある人で、その語りに時々笑いが起こる。途中、となりの座席が見える程度には明るく、星の見にくい大阪の夜を再現していたプラネタリウムが真っ暗になり、満余の星空に変わる。大気の具合がよく、明かりも少ないと本当はこれぐらい見えるそうだ。
ここで解説員が質問。「一体星は幾つあるでしょう?」選択肢として3千、3万、30万を挙げられ、それぞれ拍手で応じる。だいたい万程度じゃないかなと思っていたら正解だった。「30万なめちゃいけませんよ」と実際に30万の星空を表示してくれたが、本当に星だらけだった。解説員曰く、こういうふうに見るためには視力が200ぐらいないとダメで、その視力を持つ眼球の大きさは頭一個分ぐらいになるという。目玉おやじになっちゃいますね、と笑かしてくれた。
その後、宇宙の果てについて解説をしていたが、平坦性については話すものの、曲率の話は避けていた。宇宙の果ては自分自身だっていうのも面白い考えなんだが。