Look on the Bright Side of Things

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傘の持ち方

雨の際には他人の傘の持ち方がすごく気になる。マナーに反するような持ち方をする奴をみると、「不様なことをしている」と不愉快になる。私が不愉快になるのは傘を差しているときよりも、たたんで持ち歩いている時の持ち方である。

例えば真ん中の部分を手提げの鞄と一緒に握ってる奴。後ろの人に尖った先端を向けて平気な顔をしてる。

階段を上る際、杖を持つように親指を上にして柄を握り、先端が後ろの人の顔に当たることも気にせずに手を振りまくる奴。一度、そのためにケンカしている人たちを見たことがある。あれは怒って当然だ。

その逆で道を歩いている際、親指を下に向けて剣を持つように柄を握り、先端を前に向けて手を振る奴もいる。前の人の膝や腹に当たるだろうし、子どもの目に入ると大惨事になる。

杖を持つようにする場合は、小指と薬指をはずし親指側で、剣を持つようにする時は小指側のみで握るようにして提げると、傘の先が自然と地面に垂れ、人を傷つける危険性が減る。いずれにしても先端が人を傷つけないよう配慮をするべきだ。

電車に乗って込んでいる時に、腕に傘を掛ける人がいる。荷物を持っている時には致し方ないが腕の内側から掛けると、外に傘が先が向き、他の客に当たる。でも当人はメールに夢中。そして濡れた傘を人に当てていても全然気にしていない。

この場合も、腕の外側から引っ掛けると先端が内側を向く。さらに混んでいる場合はあらかじめ傘をハンカチで拭くなどして、余分な水気を切ってから乗車し、自分の足の間に傘を挟むようにして、他人を濡らさないように配慮すべきだろう。

長物の取扱になれてる人はそうそういないとはいえ、他人への配慮が無くなれば、とても住みづらい社会になる。気をつけていれば他人を傷つけることはもちろん、そのことを理由としたトラブルに巻き込まれる危険も減る。自衛のためにもお互いに気をつけたいものである。