Look on the Bright Side of Things

Anderson's Blog - since 2005

NASドタバタ記

一週間ほど前に、USB接続してたHDDケースと通信できなくなった。ディスクを取り出して別の接続ツールで繋いだところ、ディスク自体は活きている。ケースのコントローラーが逝ってしまったようだ。今年はやけにモノが壊れる気がする。記録を付けているから覚えが良いせいかもしれないが。
HDDケースはWinマシンにつないで共有からMacで見てたりしてて、Winが動かなくなるとMacから見えなくなるのが不満だったので、この際だからと、NASを入れることにして店で色々とさがしてみる。400GBで3万弱とか結構なお値段なものが多かったが、ベアボーンNASキットならばバルクHDDと併せて買っても低価格だったので、Prinstonのデジ蔵とHDDを買う。Macからも見えるし、DLNAサーバーとしても動作するのがポイントだった。
家に持ち込んでセットアップを開始する。難なく稼働したけれど、動作が非常に重い。Webコンソールの動作がもっさりしている上、本体には状態を表示するランプがほとんど無いため、状況もよく解らない。
それでもなんとか旧ディスクから内容を移そうとして大容量ファイルを喰わせると、応答しなくなってコピーが失敗する。メーカーのページを見るとそういう症状に対応したファームウェアが更新されているとのことで、インストールしてみる。
ファームウェアを指定し、Webコンソール上の実行ボタンをクリックしてみてビックリ。アップデート後にはIPアドレスの設定がDHCPに戻ると表示された。そんな注意書きはどこにもなかったのに。ウチではDHCPサーバーを立てていないのだ。その際の動作についてメーカーのページを調べまくったがどこにも書いていない。案の定応答しなくなった*1のだが、電源の切断方法についても書かれていない(マニュアルにはWebコンソール上でのリブートやOFF以外の方法が説明されていない)ので、電源ボタンを長押ししてみたが反応しない*2。やむなくケーブルを引っこ抜いて電源を抜いた後、工場初期設定に戻す手順を行ってから再インストールしてみても全く応答しなくなった。
頭に来てこんな糞な商品いるかと店に返品して、先日に店を訪れた際にはなかった玄人志向玄箱を改めて購入した。玄人志向なだけにマニュアルが簡素で組み立てるのに難儀した。筐体の噛み合わせがうまく行かず、最初1時間半ほど格闘したが、組立のコツ、というか正当な組み立て方を理解してからは5〜10分ほどで気楽に行えるようになった(透明の肋骨みたいな部品と長めのネジの用途には最後まで悩んだが)。
デジ蔵でフォーマットしたHDDを使ったせいなのか、インストールがうまく行かない。メーカーのページで情報を漁ると、Linuxパーティションが存在するとインストールに失敗することがある、ような書き込みを見つけたので、WinマシンのATAインターフェースに繋いで初期化を試みる。ところが何かの拍子でPC自体がブートしなくなってしまった。ディスクを付けたり外したり、その都度都度、PCを分解組立を繰り返してうんうん悩むこと2時間。なんとかブートに成功しパーティションを初期化して玄箱につないでインストール開始。
こんどはすんなり成功して動作開始。ファイルをコピーしてみるとすいすい動く。ところがMacからファイルを見るとファイル名が文字化けして読めない。日本語処理に問題があるようだ。調べてみたらAFPとかいうプロトコルで覗けば見れるとか、それではダメでDebian-Linuxをインストールしてその上でSambaを動かしてNettalkとかいうプロトコルを入れないといけないとかで目眩がしてきた。日本語ファイル名にこだわってる訳じゃないから、しばらくこのまま使ってみて、我慢が出来なければ色々試してみよう。玄箱自体は面白そうなキットではあるし。

Princeton DLNA対応ネットワークHDD デジ蔵 PEC-NAV

Princeton DLNA対応ネットワークHDD デジ蔵 PEC-NAV

玄人志向 NAS 組み立てキット 玄箱シリーズ KURO-BOX/HG

玄人志向 NAS 組み立てキット 玄箱シリーズ KURO-BOX/HG

*1:サポートに怒りのメールを送ったら後日返事が来て、DHCPが無い場合にはIPアドレスは変わらない(勿論マニュアルには書いてない)とのことだったが、試した限りでは応答しなかった

*2:同じくサポート曰く、電源ボタン長押し後、15〜20秒後に電源が切れるそうだ。返品した後なのでどうでもいいが