Look on the Bright Side of Things

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明るい夜空

時おり咳が出る程度にまで風邪が軽快してきており、歩いて帰宅する。去年の年末以来歩いていないからなんだか久しぶりの感覚だ。途中大阪城公園を抜けていくと何か違和感を感じた。いつもなら街灯付近以外は真っ暗なのだが、妙に明るい。日の出直前1時間前のような明るさ。木々の葉っぱが全て落ちており、周囲の建物の明かりがそのまま差し込んでいるけれど、それだけではない。空全体が明るいのである。今日は朝方雨が降り、昼にやんでそのまま曇り空が続いている。その雲に地上の街並からの明かりが反射しているのだ。昔々私が幼稚園児の頃のことを思い出す。当時は家に風呂が無く毎晩銭湯に行っていた。お金持ちの子以外はみんなそうだった。風呂に入って家に帰る道すがら、父親や兄弟に夜空の星の事を良く聞いた。大阪市内とはいえ、夜空は今よりもずっと暗く、星も多かった。それが今は夜もこうこうと輝く照明のせいでどんどん星が見えなくなっている。風情の無い時代になったもんだ。