レイトショーで観てきた。予想通り、アクション以外に見所はほとんどない。SFガジェットには面白いものがあったが、映画の出来を左右するほどのことでもない。以下箇条書き。
- ここがGood
- コミックを彷彿とさせるオープニング
- 重力コントロールを使ったチェイスシーン
- 進化型ガンカタ
- ミラ・ジョヴォヴィッチの美しい肢体
- ここがNo Good
- 音楽が糞。音楽を入れるタイミングも最悪
- CGが貧弱。香港もしくは中国で作ってるためか、予算が限られたためか、出来も悪けりゃ技術も未熟。
- ワザとかどうかわからないが、コントラストが甘いシーンがある。
- 何故そこでバトルシーンを省略するのだ、という寸止めが何回もある。
- ラストバトルがいまいち。もっとはっきり観たかったのに。
ストーリーや設定は「リベリオン」とそれほど変わらない。「リベリオン」ほどだるい展開ではないのだが、状況の説明が希薄で、主人公への感情移入がしにくい。そのため、アクションそのものは「リベリオン」よりも出来がいいにも関わらず、アクションのカタルシスも薄い。
ガンカタや殺陣シーンは「リベリオン」より進化しているものの、見せかたが悪いので生かしきれてない。かっこよさから言えば「リベリオン」の方が上、「FF7AC」の方が5倍ぐらい上。
音楽と選曲担当をもっとましな人間にやらせて、状況を丁寧に描きつつ、舞台設定を全人類とかそんなレベルじゃなくて、もっと狭い世界にまで規模を縮小すれば、物語も映画の出来もキュッと締まった事だろう。もったいない映画である。香港映画を観たと思えば、それほど損をした気にはならないけどね。ミラ・ジョヴォヴィッチは美しくてカッコいいし。