先週の土曜の稽古で矯正を受けた箇所が、先週の金曜の稽古で指摘された内容を改善してくれたことに気付く。やはり自らの技倆不足から不具合を生んでいたのである。矯正の内容はとても単純な事だが、それでガラリと技が変わった。使い心地もよく、今まで感じていた窮屈さが抜けた。
しかし、こういう流派間のフィードバックは常に一方向で、金曜の流派から土曜の流派へ行われることはまずない。これは当然の話。例えるなら日本語は達者でも英語は習い始めとする場合、英語的表現を日本語に活かせても、日本語的表現を英語に活かすのはちょっと苦労するのと同じ。一方は20年近く修めており、片方はまだ5年に満たない。もっとも両者の流儀は英語と日本語ほどかけ離れているわけではないけれど。
さて、つづく土曜の稽古では、前回指摘されたことをさらに深めていく作業。新しいことをやりたい気もするが、今やってる矯正作業自体が新しいことを学ぶことと同じなのだと納得させて延々と取り組んだ。
最近はOBとして大学には顔を出していない。現役の世話をするだけのパワーがないし、彼らに求められているわけでもない気がしてきたので、少し足が遠くなってしまった。
稽古の帰りに「大神」を買い、西原理恵子の新刊を買おうと書店に向かったところ、バッタリと友人に出会い、そのまま飲みに行く。多少飲み過ぎたので、大神は未プレイ。
