Look on the Bright Side of Things

Anderson's Blog - since 2005

ブログを初めてみた

なにを書こうかな。
とりあえず、この間の選挙のことでも。

小泉自民党が圧勝の結果に終わった。私にとっては非常に残念なことだ。
閉塞した状況を変えてくれるとの期待がこの圧勝をもたらしたようなのだが、何でも変えればいいってもんじゃない。

小泉政権の唱える改革の目玉である郵政事業民営化だが、根本的なところをマスコミが伝えていない。

根本的なところとは、道路公団にしても郵政事業にしても、何故、官営だとトータルコストが高くなるかってことだ。
簡単な話だ。官吏は責任を取らないで済まされるからだ。そしてそれを政治家が放置しても、責任を取らなくて良いからだ。そういう政治のあり方を国民が追認しているからだ。

民営化して赤字体質を改善しようっていうのは、経営の仕方がよく解らなくて儲けられないから、面倒見切れずに民間に放り投げるということで、政治の経営能力不在を示していることに他ならない。

これまで政権を担ってきた自民党と官僚たちは、自分たちの放漫経営の責任も取らずに、うまくいかなくなったからといって国家の財産を放り出そうとしている。そして、今度の選挙でそのことに国民は承認を与えてしまったのだ。

小泉の唱えている構造改革とは、無責任経営がもたらす破綻からの逃避、責任の放棄でしかない。そして国民は責任の放棄を許してしまったつけを必ず払わされることになるだろう。