Look on the Bright Side of Things

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SACD初体験

PS3の初期バージョンにはSACD再生機能がある。SACDには縁もゆかりもない代物だと思っていたけれど、クラッシックを聴くようになり、そちら方面を探すようになって、カラヤン指揮のベートーベン第9がSACDで出ているのを発見。Amazonで購入して聴いてみた。
…感動。ただひたすらに感動。音の抜けが全然違う。MP3が四畳半、CDがライブハウスだとすると、SACDはコンサートホール。タイムドメインMiniから聞こえてくる圧倒的な音の世界に痺れてしまった。しばらくリピートしてしまいそう。PS3の普及がSACDの普及を促進して、もっと色んなタイトルが出てくれるように願う。
クラッシック音楽に触れてみてふと思ったのだが、今みたいに毎日好きな時に好きな音楽が聴ける様になったのって、ウォークマンが登場してからなんだよな。それ以前はラジカセを持ち歩くほか無く、移動中に聴くことはほぼできなかった。もっと以前は音楽は場所に縛り付けられていた。レコードにしろラジオにしろ、どこかに腰を据えて聴く以外無かった。その前はさらに時間に縛り付けられていた。生演奏以外無いわけだから演奏者の都合に併せなければならなかった。オーケストラともなれば演奏者何十人もの都合を付けなければならない。往事、音楽は気軽に聞ける代物ではなかったのだ。
さすがにウォークマンではヘッドホンの性能もあるのでコンサートホールといかないが、SACDを使えばいつでも自宅でコンサートホール気分になれる。科学技術って素晴らしいね。

Symphony No. 9

Symphony No. 9