Look on the Bright Side of Things

Anderson's Blog - since 2005

ピアノではなくキーボード

購入してしまってから、NP-30の評判をネットで検索してみてヘコむ。あんまりいい話を聞かないのだ。

  • 鍵盤タッチがピアニカ並
  • あんなもんピアノと呼ぶな(これは本当。品名からしてキーボード)
  • 悪い事言わないからCasioにしとけ

などなど。勿論買うまえにも色々聞いていたのだけど、改めて検索し直してみて評判の悪さにゲンナリしてしまう。確かにCasioのPriviaも検討したのだけれど、値段と重量・サイズの事もあるのでNP-30にせざるを得なかったのである。
ま、素人だからタッチ感なんか解らないし(それでもNP-30のタッチレスポンスは考慮に入れていた)、そんな事が気になるぐらい上達してきたら買い替えるつもりだったし、すぐに止めちゃうかも知れないしで、今の俺の状況ではNP-30がベストチョイスなのだ!と改めて確認せざるを得ないほど、ヘコんでいるのである。
強がりをさらに補強するべく、上級者の視点で初心者に用具を勧める際のポイントを考えてみる。

  • 良い物を揃えるのも結構だが、自分の質・方向性を掴むまでは安物でも構わない
  • 安物といえど、大事なポイントは譲るべきではない
  • 使いこなせない高級品より使える普及品で、大事なのは技術とハートと継続

PCに例えていうのであれば、PCを始めたいという素人に最新グラボに大容量RAID付のハイエンドPCを買わせたところで出来る事と言えば、せいぜいメールとブラウジング。宝の持ち腐れである。ならば最初はDellのエントリーマシンを買って貰うのが一番いい。ただし安いからといってショップブランドの製品を買わせると何かと苦労する。一時のSotecみたいな故障しやすいものは勧められない。まずは基本操作などになじんでもらって、色々知識を広めてもらった上で必要に応じて自分の方向にあったPCを買えばいい。いずれにしろ、とりあえず触ってもらわないと話にならない。たとえ用具が悪かろうと学べる事は色々あるのだ。

そういう観点に立てば、最初から高級機でなければ!と主張する論者のいうことにはあまり説得力を感じなくなる。但し俺はピアノに関しては上級者でないから、ピアノについての大事なポイントについてはよく解らない。自分なりに納得する理由に従うしかない。とにかく始めるのみ。日曜日が待ち遠しい。