Look on the Bright Side of Things

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日曜だというのに稽古

前日の飲みはかなり本格的だったので、やっぱり翌日は身体が重くなった。いつもならウコンを飲んだりして、二日酔いの予防に努めるのだが、しばらく飲んでいなかった事もあって忘れてしまっていた。昼頃まで気怠い調子が続く。
しかしこの日は夕方から稽古の約束が入っていた。後進から指導を依頼されていたのである。なんとかしゃんとして道場へ。みっちりと手取り足取り稽古を行う。
軽量かつ非力なのに腕力でカバーしようとするもんだから、動きが固すぎ、手のつけようが無い様子にも思われたので、基本から緩やかに直していく。まずは意識の転換を図るべく、腕力を捨てる事が力を生む事を示してやる。目付により姿勢が変わる事も示し、それが意識の持ちようをも変えていくことを味わってもらう。
正中線上でのやり取りにまで至ればこちらも稽古を味わえるのだけれど、そこまで至らない。彼の段階でそれを意識させてしまうと他の事が疎かになるのを危惧したのだ。
稽古が終わる頃にはかなりマシになったようにも見えたが、おそらくすぐに成果は失われるだろう。行きつ戻りつ進むのが稽古というものだからだ。幾つか伝えたキーポイントの一つでも受け取ってくれれば甲斐があるというものだ。焦って多くを求めてはいけない。