帰宅路のカレー屋巡り。船場カレーをみつけた。５年ほど前に一回食べただけで、味も忘れてしまってたので、入ってみる。白ネギスジカレーを頼んでみたが、白ネギは品切れだったのでスジカレーを注文。でてきたカレーのルーはかなり黒い色をしている。ゴロゴロと牛スジ肉が４つ５つ入っていて、クニュクニュとした食感。肝心のルーに付いては、いわゆる業務用カレーに毛の生えた程度。まぁ、可もなく不可もなく普通か。際立った個性は感じられない。一般受けするカレーではあるが、もう少し冒険をしてもらいたいものだ。ただし、ラッキョウがタダなのは昨今感心な事だし、ドリンクが一杯サービスしてもらえたので、それらは評価しておこう。とりあえず及第点とする。
カレーはスパイスの塊である。スパイスはほとんど漢方薬なのだから、食べた直後から体の調子が整い始め、爽快な気分になるのが本物だと思っている。そんなカレーはインド料理の店とかでないとなかなか味わえないのだが、大阪のカレーショップではタンダーパニーに於いてのみそういう感覚を経験している。一般のカレーライス屋でそういう経験をした事はほとんどない（かすかに印度屋で感じるが少し弱い）。とても残念な事だと思う。カレーは医食同源をもっとも感じさせる食べ物なのに。
