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ソニーのHMDを予約

先ごろソニーから11月発売予定ということで発表されたHMD(ヘッドマウントディスプレイ)、HMZ-T1をヨドバシで予約してしまった。あちこちで予約受付完了となっていて、焦っちゃったのだ。

かつて12,3年ほど前、HMDをとても購入したかった時があった。もともと新しもの好きということもあるが、関東に勤めていた頃、あちこちに出張することが多く、移動中や宿泊地で映画を観れたらなと思ってて、ポータブルDVDプレイヤーと組み合わせて使おうという目論見を立てた。そしてそのころリリースされていたオリンパスのEye-Trekソニーのグラストロンを店頭で物色していた。
しかし、その当時の製品は画素が非常に荒く、テレビの代わりにも使えない物がほとんどで、謳い文句だった「数メートル先に大画面」ってのも残念ながらちっちゃなモニタを覗き込んでいるようにしか感じ取れなかった。ハーフVGAが当たり前で画素間の格子がハッキリとしてて、見てると眼がチカチカしてきそうだった。そのためもっといいものが出るまでは、と購入を控えてるうちに時代はHDとなってしまい、SDがほとんどのHMDとはますます縁遠くなってしまった。
しかし、今度のソニーの新製品はスペック観るだけでもオレの要求基準をクリアしていて、一目観て物欲を鷲づかみにされてしまった。

  • 解像度が720pでHD画質。もちろん1080pに比べれば劣るが、HMDに搭載するレベルとしては何ら問題がない。他の機種はVGAが殆どだし。
  • 表示パネルが有機EL有機EL搭載のウォークマンで映画を観てて感じるが遅延、黒浮きが発生しないのは実に素晴らしい。720pを補って余りある。
  • 視野角が45度。昔のHMDが気に入らなかった原因の一つは画面を大きく感じないこと。45度の視野角ならばそれはある程度解消されているだろう。
  • 低価格。このスペックで6万円を切るのは本当にスゴイこと。

これだけでも購入に踏み切るに十分なのに、背中をレジに向かって突き飛ばしてくれるような機能付き。

  • 3D表示。しかも表示パネルが両目それぞれに用意されているため、これ以上無いぐらい自然な立体表示を楽しめる。原理的にはひとつの画面を左目用、右目用に高速に切り替えて表示している映画館や3DTVよりも優れている。画面が暗くなることもチラつくこともない。
  • ヴァーチャルサラウンド機能付き。すでにヴァーチャルサラウンドヘッドホンを愛用しているが、ユニットが一つで済むのはありがたい。
  • ライトシールド付き。もともと外部からの光を遮る、没入感を高めるデザインなのに、それをさらに向上させるパーツがついてくる。

これだけやられてしまったら購入しないわけに行かない。もちろん昔と違って出張とかしないので移動のお供にはできない(そもそもHMZ-T1はバッテリー駆動ではないし、携帯には向かないほど大きい)けど、PS3で3Dのゲームや映画を楽しむにはリーズナブルかつ最適のデバイス。発売は11月11日からだけど、もう本当に待ち切れない。