Look on the Bright Side of Things

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サバに中る

土曜が勤務だったため、世間より一日遅れてGWに突入した日曜日。息子をあやし、妻と家事をこなしつつダラダラと過ごしていた。かねてよりの育児疲れもあって夕飯を作る気力もなく、行きつけの居酒屋で夕食を摂った。

この居酒屋、味はいいのだが客層がイマイチで、やたらと喫煙者が多い。なるべく客が少ない、夕方の開店すぐの時間に利用しているのだが、この日はなぜか開店直後から客がたくさんになってしまう。

赤ちゃん連れということもあり、早めに切り上げて、食べ足りなければ帰りにスーパーで惣菜でも買うことにした。

ところが店を出た頃からどうも気分がすぐれない。食欲もわかない。腹部に若干のむかつきもある。帰宅してダルさが増し、風邪でも引いたのか、それとも前日、長期の休みに入るからと調子に乗って購入したアードベッグを飲みすぎたのかと、訝りつつ、布団に潜り込んだのが午後8時前頃。

急に便意を催しトイレに駆け込むと猛烈な下痢。とめどなく内容物が出ていき、ほとんど水のような便を排出した。その後、何度となく便所と布団を往復する。冷たいものを摂取しすぎたのだろうかと訝る。

ある程度便意が収まると、今度は嘔吐。幸いにしてトイレに駆け込めたため、寝所を汚すことはなかったものの、延々と吐き続ける。もう全部出ただろうと思うほどに吐いても、胃をひっくりがえすような勢いで吐かされる。

ここに至って、食中りではないかと危惧する。妻と子も俺と同じものを食べているため、特に幼い息子が食中りにならないかと心配になるが、両者とも特に異常はない。

深夜まで嘔吐と下痢を繰り返したため、電解質不足になったのか、太ももの裏側の筋肉が攣るほどになった。そして寒気がやまなくなる。発熱はしていないため、純粋にエネルギー不足になっていたのかも。

その頃になって妻がヒスタミンによる食中毒ではないかとネットで検索した結果を示してくれた。

居酒屋で食べたサバ塩にヒスタミンが含まれていたのかもしれない。妻も子も同じサバを食べているが、俺は血合いの部分も含めて全部平らげた。そのせいで両者より多量のヒスタミンを摂取することになり、俺だけが中毒症状を起こしたのだろう。

もう絞り出すものがなくなるぐらいになって、ようやく睡魔が襲ってきたものの、今度は寒気と、太ももやふくらはぎのこむら返りに苦しめられる。電解質を補給するためにアイソトニック飲料を少しずつ飲んで、ようやく人心地ついて寝る。

翌朝目覚めたときには、少しだけ体調がマシになってはいたが、なんというか、絞りかすになったような気分だった。