Look on the Bright Side of Things

Anderson's Blog - since 2005

無職な日々の終わり

昨年3月末で前の勤務先を退職というか整理解雇されていらい、ずっと無職だったがこのたび無事に就職できた。昨年6月から受けていた職業訓練が今年の1月末で終わり、遅まきながら、それから就職活動を開始していた。
志望していた業種は製造業の金属加工で、出来れば旋盤やフライス盤に触れる職種がいいと、あれこれハローワークで求人を探しては居たけれど、40過ぎの未経験者を雇い入れてくれるような奇特な企業はなかなか見つからなかった。全くなかったわけではなくて、好感触でもう一歩のところまで行けてたのに、先方の状況が悪化してご破算、ということも有ったし、色々事情があってこちらからお断りしたこともある。
就職活動で一番つらかったのは面接でも不採用通知でもなく、履歴書作成。ハローワークで求人先を見つけて紹介を受けてから大変。書く内容自体は全然苦にならなかったが、こちとら元SEにしてペーパーレスの推進者。前職の8年間で字を書いたことが殆ど無い。日常生活でも字なんか殆ど書かない。字が下手だし思考の速度に追いつかない筆記には苛ついてしょうがないのである。出来ればワープロで作成したいぐらいだったが、職業訓練所で受けた就活レクチャーでは絶対に手書きにしろと強く薦められていたため、頑張って作成してたんだけど、書き損じの連続。1枚作成するのに5枚ボツにして、1時間半もかかってた。
履歴書作成に悪戦苦闘していたけど、頑張って応募を続けていた。しかしそのうち、未経験&高年齢OKなめぼしい求人先には全て断られてしまい、求職するにもしようがない状況が続く期間が発生する。3月末にはやる気を無くしてふて寝して過ごしていたことも。パーッと飲みに行けたら発散もできたろうが、何時終わるかもわからない就職活動のために貯金をできるだけ節約する必要があり、安酒を買って家でコソコソ飲むのが精一杯。ニッカウヰスキーのブラックニッカ大好き。
4月になっても状況は変わらなかったが、年齢不問で未経験者OKな求人があってハロワの担当者に連絡してもらうと、面接OKとなる(ハロワの紹介ではいきなり面接になるケースが結構多い)。履歴書持って約束の日時に現地に向かうと、作業中の社長がそのまま履歴書を受け取り、二言三言会話した後「ほな後日、早いうちに連絡するわ」、で面接終了。こんなの面接とは言わんだろ、と怪訝な気持ちだったが、妙に面白く思ってしまって、帰路になんとなく「ココに通うことになる気がするなー」とか思ってた。
翌日、特に予定もなくふて寝を決め込んでいたら電話が鳴る。出ると前記の社長。早すぎだろと驚いてると「来てくれる?」と言われてついつい二つ返事で「是非お願いします!」と言ってしまった。これにて無職・失業者ともおさらば。あっけなさ過ぎて拍子抜けな感じ。給与は前職の半分以下で、これからもしばらくは苦しい生活が続くんだけど、希望していた職種につけたのはほんとうに嬉しい。
結局、面接したのは5社。応募したのは12社程度。実質的な就職活動期間は2ヶ月半。まー、終わってみればそんなもんかだけど、辛かったー。
長い失業期間であり、年齢も顧みず未経験な職種を目指したこともあって不安に襲われることも多かったのだけど、周囲の励ましに勇気づけられた。家族はもちろん、学生時代の同期、稽古仲間、ネットでの繋がり、スターウォーズ繋がり、ライトセーバー繋がりな仲間達には本当に感謝している。
初出勤して少し体験した程度だけど、結構きつい仕事。でもやりたい進路の入り口には立てたので後は頑張るだけです。行動の一つ一つが収入につながるのが嬉しくてしょうがないね。今までは減る一方だったもの。