Look on the Bright Side of Things

Anderson's Blog - since 2005

無職な日々の始まり。

2月の終わりに、3月末での解雇を言い渡され、4月からは晴れて失業者で無職。昨日はあちこちに手続きに行ってたのでやることがたくさんあった。でも今日はなんにもすることがない。外は暴風雨なので家でじっとしている。

失業はこれで3回目。解雇はこれが初めて。解雇になったのは会社が存続できなくなったため。
詳述は避けるけれども、入社した頃は西日本各地に30店舗以上を持つ規模の会社だった。先代が一代で築き上げたものだったが、バブル時に銀行からたくさんお金を借り入れて改築やらなんやらに走ったために、崩壊後に借りた金を返せず、二代目が継いだ頃にはじわじわと資産を切り売りしていくしかなくなった。色々と金策に走ったり、新規事業を始めたりと(主に番頭さんが)奔走していたようだが、結局はほとんどの店舗を売却するほかなくなり、事務方を雇う余裕もなくなって整理解雇となってしまった。
二代目を見ててダメだなーと思ったのは、人の好き嫌いで人事をやったり、上手く行ってない会社なのに毎日11時頃に出社して、大して人数も居ないのに専用の社長室にこもったり、店舗を回って前線に立つでもなく、それで中谷彰宏とかナポレオン・ヒルから仕入れたような安っぽくて偉そうなことばっかり言ってる点かなと。経営者を気取るのならせめて財務諸表ぐらい読めるようになれよと。プログラミング能力・経験のないSEみたいなもんだろそれじゃ。
職場を去る際に「長らくお世話になりました」と挨拶に行ったが、雇用者としての詫びの言葉はひとつもなし。以前から人をねぎらう事ができない人だったが、あらためて、貴族とはこういうものなのだなと実感した次第。まぁ、こういう人が居ないと財の分散が行われないから、富の平準化にとって良いことではあるのだろう。