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TCH(Tooth Contact Habit):歯牙接触癖について

昨日ちょっと早く帰宅できたのでテレビでやってた「たけしのみんなの家庭の医学」を観ることが出来た。番組ではひどい肩こりの原因としてTCH(Tooth Contact Habit):歯牙接触癖が挙げられており、思い当たるフシがあった。
歯牙接触癖とは口を閉じた時に上下の歯を接触させた状態を維持する癖のこと。本来、口を閉じた時には上下の歯が接触しないのが自然であり、上下の歯が接触するのは食事の時などで、一日に20分に満たない間だけなのだそうだ。
ところがストレスやら幼い頃の習慣付けやらで上下の歯を接触させ続けてしまうケースがあり、これがTCH:歯牙接触癖。上下の歯を接触させつづけると、たとえ弱い力であっても顎の周りの筋肉(咬筋)が緊張し続け、疲れきってしまい、それを胸鎖乳突筋や僧帽筋が補おうとして、本来の役目である頭を支える以外の負担がかかり、肩が凝るのを始めとして、自律神経にも影響を与え、腰痛や冷え性、頭痛や目の疲れなどの不定愁訴の原因になるという。顎の位置もずれてしまって顎関節症の原因にもなるらしい。
俺もずいぶん前から特に右肩の肩こりが酷く、右を向くのが辛いぐらいだった。寝違えを起こすのも決まって右首。歯牙接触癖という概念を知るまで、上下の歯が接触するのは当たり前だと思っていたぐらい、意識したことがなかった。
お金もかからないし手軽なので、今日一日朝からずっと上下の歯が接触しないよう注意してみた。番組では目のつきやすい場所のあちこちに「歯を離して力抜く」と書いた付箋を貼って常に意識を怠らないようすると良いと合ったが、俺はめんどくさいので意志の力だけで取り組んだ。
日中、上下の歯が接触していない、あるいは噛み締めていないのがなんか落ち着かず、スカスカして気持ち悪かった。おかしなことに昼飯を食べたときには噛むのが嬉しくてしょうがなかった。夕方頃に試しにぐっと噛み締めてみると、噛み合わせに違和感。なんか歯がズレてる感じ。顎の位置が矯正され始めているのだろうか。奥歯も圧迫から解放されたような感じがある。
そして肩こりは嘘みたいに消えた。右に顔を向けても痛くない。以前は肩を見るのも難儀していた。そこから先に首が回らなかったのに、今は肩どころか斜め後ろを向けそうなぐらい。これは確かに効果がある。しばらく続けてみよう。頭の歪みも治ってくれると嬉しいな。

番組ホームページのTCHについての解説
http://kenko.asahi.co.jp/broadcast_dtl.php?broadcastId=76