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HMZ-T1のフィッティング

購入してから毎日試行錯誤しているHMZ-T1のフィッティング。これまでのところ以下の問題がある。

  1. オデコが痛くなる。
  2. 視野の隅がボヤケる。
  3. 次第にズレてくる。

1.について。ベストポジションを取ろうとするとどうしてもきつく締めざるをえず、後頭部に回るベルトの位置を色々試行錯誤しても、オデコにかかる圧が高くなり、そのうち痛くなって視聴を続けられなくなってしまう。

2.について。装着して画面を確認すると、左上と右隅がボヤケる。派手に頭が歪んでいるせいで後頭部のベルトに均等な力がかからないのか、本体が右上にずり上がるようで、覗き窓の一部が視野にかかってしまうのである。手で抑えてやればベストなポジションになるけれど、放すと元に戻ってしまう。

3.について。これも頭の歪みのせいで適切にホールドされないためか徐々にズレていく。ズレを防ごうとしてきつく締め付けると視聴していられない。

ベストポジションにセットできれば至高の視聴体験が得られるのだが、フィッティングに問題があるため悩んでいる。

上記の中で最大の問題はオデコ痛。HMZ-T1を外して鏡を観ると、オデコパッドの痕が額に赤く残るほど。これに対処するため色々と素材を漁ってみた。
2ちゃんスレでも食器洗い用スポンジを取り付けたり、メガネのレンズだけを覗き窓に貼りつけたりと色々工夫しているようだ。

今回試してみたのはこれ。

透明なゲルで柔軟性があり、制振材や衝撃吸収材としても使われているようだ。
手に取るとこんなデローンとした感じになる。人体にも優しいらしい。

オデコパッド自体も柔らかい素材でできているのだが、いかんせん接触面積が狭い。このゲルなら頭部の複雑な局面に追従して少しでも接触面積を増やしてくれるだろうと期待。
こいつを半分に切り、ハンカチに挟んでオデコパッドと額の間に差し入れてフィティングして2時間ほど視聴してみた。
以前ほどではないが全く痛みがないわけではない。それでも以前より苦痛を感じない。
まぁ合格ということにして、装着方法を色々と考えてみるうち、ふと、日本手ぬぐいの間に挟み、鉢巻のようにしてみたらどうだろうと思いつく。以前は鉢巻をした後で装着しようとしてイヤーパッドのスポンジをはがしてしまったが、良く考えれば、HMZ-T1を装着してからオデコパッドと額の間に鉢巻きを挟み込み、後頭部のベルトの上から締め付ければ、保持力も上がるのではと期待して実験してみた。
装着はちと面倒だが、下を向いてHMZ-T1を被り、ベルトを締める前にゲルを挟んだ日本手ぬぐいをオデコパッドと額の間に差し入れ、その状態でベルトを締める。前を向いてある程度見え具合を調整したら鉢巻を締め、調整を繰り返す。

1時間ほど試してみたが鉢巻は良い感じ。ベルトだけだと微調整がしづらかったが、鉢巻の上にオデコパッドが乗っかり、ゲルで密着するため、鉢巻をずらすことで微調整も可能。オマケに一旦ちゃんと保持されるとあまりズレない。これは正解に近いかも知れない。鉢巻はあんまり細めにしないほうが、より保持力が増すかも。
オデコパッドに当てる素材もゲル以外に低反発ウレタン製の靴用クッションなんかも試してみよう。

フィッティングピロー ゆび先枕 靴用パッド レディス M(指先・普)

フィッティングピロー ゆび先枕 靴用パッド レディス M(指先・普)

鉢巻をして視聴したのはBD版「マトリックス」。本当に映画館で観ているようなそんな気分に成れた。720pでも大画面なため確認できる情報量が多く、解像度が粗いという感覚は全くない。

ちなみに出力側の画面サイズ設定はソニーによるとやはり750インチが正解。

「再生機器側での画面インチサイズの設定は何インチですか?」
http://qa.support.sony.jp/solution/S1110219001892/?p=&q=&rt=qasearch

また、レンズ幅や装着による見え方の調整については、2D画像を利用するなどして左右の目を交互につぶり、同じように見えるかどうかを基準にした方が良い感じ。Welcome画面でのレンズ幅設定より、このほうが正確な気がする。