7月6日から復活したPSN。それを祝うかのようにセガ・メガドライブソフトがPS3向けに配信されることに。もうすでに20年前のゲームだし、メガドライブ自体人気がなかったからプレイしたことのない人のほうが多いだろう。
メガドライブ本体はリリース直後に購入した。その頃の私は一浪して大学入試を控えていたが、そんなのお構いなしだった。しかし、そのころのソフト群は酷い出来のものばかり。「スペハリ2」に「獣王記」や「アレックスキッド天空魔城」などなど、ガッカリの連続だった。ようやく楽しめるようになったのは「ファンタシースター2」や「スーパー大戦略」が登場し、マシンパワーを実感させてくれ、なおかつ面白かった「サンダーフォースII MD」が発売される頃からだった。
以下、いま遊んでも面白いだろうというソフトを列挙してみる。
- 「ヘルツォーク・ツヴァイ」
- リアルタイム戦術級アクション・シミューレションゲームとでも形容するのだろうか。指揮ユニットを操作しつつ、戦闘ユニットを生産して指示を与え、陣地を占領していく内容。とにかく忙しく、そして楽しい。2人プレイだと熱くなりすぎて時間を忘れる。
- 「ザ・スーパー忍」
- 忍者を操作するアクションゲーム。古代祐三の音楽が良い。初期版のボスキャラは著作権無視のゴジラやランボー、スパイダーマンが出てきててハチャメチャだった。
- 「重装機兵レイノス」
- 操作が難しいロボットアクションシューティング。キャラは小さめ、難易度高めだが、宇宙→大気圏突入→敵要塞攻略→再度宇宙→決戦とガンダムみたいな進行が熱い。
- 「サンダーフォースIII」
- 横スクロールシューティング。グラフィックも美麗で音楽も良い。難易度は高いが慣れればそれほどでもない。
- 「アイラブミッキーマウス ふしぎのお城大冒険」
- ミッキーを使ったキャラゲーだが、かなり出来のいいアクションゲーム。グラフィック、仕掛け、音楽共にレベルが高い。難易度は低め。
- 「鮫!鮫!鮫!」
- 東亜プランの名作縦シュー。超絶に派手な攻撃が楽しめるが難易度高め。
- 「ダライアスII」
- タイトーの名作横シュー。アーケード版は二画面だったがうまく移植してある。音楽がとても素晴らしい。
- 「スタークルーザー」
- 名作3DシューティングADV。かなり粗いがポリゴンで描かれており、ソリッドな感じが舞台となる宇宙空間にマッチしていた。ただ、現在の3Dポリゴンになれた目からみると微妙かも。
- 「武者アレスタ」
- コンパイルの縦シュー。アニメチックなオープニングデモがイカス。ディストーションギターを多用したBGMも良い。難易度は普通かな。
- 「レッスルボール」
- サッカーと格闘技をミックスしたようなスポーツゲーム。チャージシュートでディフェンスを吹き飛ばしながらゴールとか、キーパーをぶちのめしながらタッチダウンとか、ムチャクチャ熱く楽しめる。
- 「アドバンスド大戦略 ドイツ電撃作戦」
- 色々物議を醸したシミュレーションゲーム。ナチスドイツの栄枯盛衰を体感できる。味方のイタリア軍が超ウザイ。
- 「サンダーフォースIV」
- 個人的にメガドライブで一番だと思うソフト。横シュー。展開、ステージ構成、音楽、画質、全てにおいて高レベル。最終のボス二連戦は処理落ちがないとクリア至難。
- 「ソニック・ザ・ヘッジホッグ2」
- MDで出たソニックシリーズでは一番まとまっていると思う。
- 「ベア・ナックルII 死闘への鎮魂歌」
- サンダーフォースIVと双璧を成す名作。ファイナルファイトタイプの横スクロール格闘アクション。終盤の雑魚ラッシュはBGM共々熱すぎる。
- 「ガンスターヒーローズ」
- 細かいキャラと多関節ボスが暴れ回るアクションシューティング。画面が賑やかかつアイデアにあふれていて楽しい。
- 「ダイナブラザーズ2」
- 造物主となって恐竜たちを導くリアルタイムシミュレーションゲーム。キャラクターが可愛いが、後半は難易度が異常に上がる。ほとんどパズル並みの解法を思いつかないと勝てないステージが続く。
- 「モンスターワールドIV」
- キャラクターがとても可愛い横スクロールARPG。仕掛けも凝ってたような。
- 「ストーリー オブ トア 〜光を継ぐ者〜」
- MD版ゼルダと言えるアクションRPG。古代祐三のエインシャントが製作していて丁寧な作り。
- 「ルナ エターナルブルー」
- MDはRPGの良作に恵まれなかったが、これはとても良い出来。ボスキャラの声が家弓家正なのもポイント高し。
他にも面白かったソフトは色々ある。ただし、いま遊んでどうかというと微妙で、例えばレベルアサルトとか、アフターバーナーII、スーパーモナコGPにシルフィードは当時とても楽しんだけれど、今となっては貧弱かつ古臭く感じる。上に挙げたものは多分、あと10年経っても楽しめると思うソフト。
もちろん、すべてのMDソフトをプレイしたわけではないので、名作と言われる「幽☆遊☆白書 魔強統一戦」や「ダイナマイトヘッディー」などは挙げようがない。
以下、当時としては楽しめたソフトを列挙してみる。
「スーパー大戦略」「大魔界村」「フォゴットンワールズ」「TATSUJIN」「ソーサリアン」「アフターバーナーII」「コラムス」「ESWAT」「スーパーモナコGP」「ストライダー飛竜」「エレメンタルマスター」「バハムート戦記」「シャイニング&ザ・ダグネス」「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」「ベア・ナックル 怒りの鉄拳」「ポピュラス」「レンタヒーロー」「デビルクラッシュMD」「バトルマニア」「アリシアドラグーン」「まじかる☆タルるートくん」「ルナ ザ・シルバースター」「ファイナルファイトCD」「シルフィード」「夢見館の物語」「ファンタシースター 千年紀の終りに」「スター・ウォーズ レベル・アサルト」
以下は買って後悔したソフト
「獣王記」「アレックスキッド天空魔城」「北斗の拳 新世紀末救世主伝説」「ヴァーミリオン」「ズーム!」「時の継承者 ファンタシースターIII」「フェリオス」「グラナダ」「エアロブラスターズ」「忍者武雷伝説」「アイルトン・セナ スーパーモナコGPII」「ランドストーカー 〜皇帝の財宝〜」「スイッチ」「エコー・ザ・ドルフィン」
お小遣い的には痛かったけれど、MDのおかげでクソゲーセンサーがずいぶん鍛えられたかも。