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三国志 Three Kingdoms 10

徐州を手にした曹操貂蝉を我が物にせんとするが、貂蝉は拒絶して自決。徐州における劉備の民衆からの絶大な人気を恐れた曹操は、半ば強制的に劉備を許都へ伴う。劉備献帝に拝謁し、皇叔の尊称と左将軍宜城亭侯の官位を賜る。曹操献帝と文武百官を招いて狩りを行い、献帝の弓を奪い取り鹿を射止めるが周囲の反応から帝位簒奪は時期尚早と判断。献帝から曹操誅滅の密命を受けた劉備は畑仕事に精を出し、韜晦に努める。曹操劉備を招き酒を煮て英雄を論じ、劉備は雷怯子を装う。公孫瓚を滅ぼし一大勢力となった袁紹曹操はあえて大都督の位を贈り、大戦への決意を固める。劉備袁術討伐を名分に許都を逃れ、曹操との対決に備える。
貂蝉の一件より、後の悲劇に向けて荀紣との亀裂が描かれ始める。英雄を論じた際には曹操自慢の「梅酸渇を止む」の逸話が披露される。劉備は雷に怯えてみせた後、正直に、今まで何度も殺そうとしていた自分を生かしておくのは何故かを曹操に尋ね、曹操も複雑な心境を語った。これは脚色として成功していると思う。