Look on the Bright Side of Things

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第9地区

PSStoreからHD版をレンタルして観た。南アフリカが舞台という異色のSF作品。人種差別を寓話化しているものと思って観てたのだが、ラスト辺りの戦闘シーンをみて、この監督はマクロスとかの日本のアニメを実写でやりたかっただけかも、という気がしてきた。戦闘シーンなどで人がパンパン破裂するので、ちょっとエグイ。VFXはもはや意識する必要がないレベル。どうやって撮ってるんだろうとか不思議がることすら無い。
異星人とのコンタクト物を見るとどうしても細菌対策が気になってしょうがない。相互に宿しているはずの常在菌同士が互いの世界に悪影響を及ぼすんじゃないかとか。そもそも銀河を渡るほどの文明を持った連中が難民になってゴミあさりするのかとか、装置起動に必要な液体がなぜ人間に作用して変態を促すのかとか、細かい点を突っ込みだすとキリがない。そのへんは気にしないようにしないと楽しめない。
日本語版を観終わったあとに原語版に切り替えてみると、エビは英語を話しておらず、自分たちの言語を話している。それでジャバ・ザ・ハットみたいに字幕が出ていたのかと納得。こっちの方が雰囲気出てていい。字幕が焼きこまれているだけに吹き替えを追加する以外の手がなかったのだろう。人間も英語だけを話してるようでもなく、アフリカーンスかと思われる言葉も混じってる様子。