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万博記念公園の桜

桜が見頃となってるので、万博記念公園まで花見に出かける。1月ごろに来たときには閑散としていた園内だったが、流石に人手が多くなって、モノレールも混雑していた。園内ではあちこちにブルーシートが引かれて、酒盛りや食事を楽しむ人達でいっぱいだった。バーベキューは有料の指定場所でしか行ってはいけないことになっており、カラオケの持ち込みも禁止されているようで、賑やかだが落ち着いた雰囲気で花見を楽しむことができる。

今年は万博40周年ということで様々な記念事業が行われている。旧鉄鋼館だった建物をEXPO70パビリオンとして公開しており、様々な展示物で万博の概要を知ることができるようになっている。開催当時に親に連れられて何度となく訪れていたそうなのだが、当時は1歳になるかならずかだったので、全く記憶がない。しかし、物心ついた70年代の雰囲気はなんとなく覚えている。
調べてみると、万博公園には当時の建物は殆ど残っていない。会期終了で移設されたり取り壊されたものが多いが、エキスポタワーなど残されたものも維持費がかかる上に老朽化が進んで、後になって取り壊されてしまったそうだ。下記リンクでは解体直前の貴重な内部写真を見ることができる。21世紀の未来を志向した建造物の朽ち果てる姿は、未来の末路を見るようで哀惜に耐えない。
http://homepage1.nifty.com/forever70s/expotower/
エキスポタワーには親に連れられて幼い頃に登った覚えがある。詳細は曖昧模糊とした忘却の彼方ではあるが、曇天だったこと、とても高く感じたことや、斜め下に向いた窓から下を覗けなかったことなんかも記憶としてはある。幼い頃の思い出なのでTV映像なんかから捏造されてるかもしれないけれど。なぜか幼い頃は家においてあった万博ガイドブックを何度も読み返していたので、それを体験と混同している可能性もあるだろう。
公園を出たあと、モノレール駅まで戻った際、途中のエキスポランド跡地で農業体験イベントをやっていた。普段は封鎖されている上、無料で入れるので、どうしようかと思ったが、カレーが食べたくなったのでスルーしてモノレールに。
関大前のタンダーパニーでカレーを喰った。相変わらずべらぼうにうまい。企業努力をしないで値上げを続ける地下鉄のせいで電車賃が高くつくが、それだけの価値はある。