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アバター再視聴

眼鏡の上に偏光眼鏡を掛けて観たアバター。コンタクトを付けて観たらどうなるのか、どうしても気になって梅田東宝へ。ネットから席を予約。プレミアムシートが100円プラスで取れた。劇場に足を運んで券売機に予約番号を入力すると、入場券をペロッと吐いてくれた。便利である。
昔、ナビオ阪急だったころは北野劇場や梅田スカラ座に良く足を運んだものだ。洋画の大作は必ず北野劇場で観ていた。シネコン全盛となってからはまったく足を向けなくなった。カップホルダーもなければ、座席間隔が狭く、前に座った奴の頭がジャマな映画館に金を払うのはムダとしか言いようがない。梅田ブルク7が出来て以降はずっとそちらを利用している。本当はワーナーマイカルが一番お気に入りなんだけど、岸和田とか茨木はちと遠い。
昔から映画は大抵梅田で観る。難波や天王寺で観ることはほとんど無い。親に連れられた場合はなぜか難波でよく観た。1977年の「スターウォーズ」も難波だった。
梅田の映画館というと、東映パラスや松竹梅田ピカデリー、シネラマスクリーンのOS劇場が定番だった。ピカデリーや東映パラスでは主にアニメを観た。他にも「ET」や「カラーパープル」などは東映パラス、「キリングフィールド」や「サルバドル」はピカデリーで観た。なぜか三番街シネマにはあまり行かなかったけれど「コマンドー」や「ランボー2」などを観た。大学時代、梅田で飲み過ぎて終電を逃してしまった時などは三番街シネマのオールナイトで時間を潰したこともある。「プレデター2」や「ターミネーター2」を夜通し観たっけ。あの大音響でも寝れてしまうのが不思議。OS劇場は「2010年」を観たのが最後。「2001年宇宙の旅」との同時上映だった。湾曲したスクリーンは劇場中央部の座席で観ると大迫力だが、端っこに座ってしまうと悲惨な目に遭う。「幻魔大戦」なんかも観た。
最近の風潮である全席指定・入替制とかなかったので劇場を出ると再入場できず、高いドリンクやホットドッグを買わされていたものだ。その代わり、満足するまで何度でも観ることが出来、気に入った映画は座り続けて2回観るのが仲間内では決まりだった。一人で観るとトイレなどで中座の際、座席を取っておけなくなるので友人と連れ立っていくのが殆どだったな。お金をケチるため梅田までは自転車で行き、絶対に席を取るために早朝から並んで2回観て、映画館を出てから昼飯をみんなで食べていた。
てなことを思い出しながら、かつての梅田スカラ座であるシアター2に座る。カップホルダーに広い列間隔、前の人の頭を気にしないでいいスクリーン配置など、シネコン型にリニューアルされているが、照明と天井の高さは昔を思い出させる。そういえば二階席とか在ったんだよな。渡された偏光眼鏡はフィルター部の清掃がブルク7に比べて雑だった。よく見ると鼻に当たる部分に小さな受光部らしきものがある。ここで画面書き換え速度とフィルター切替速度の同期を取っているのだろう。だから鼻の上に指をかざすと途端に3Dに見えなくなるわけだ。
コンタクトをして観るとやはり眼鏡の上にフィルター眼鏡を掛けた時よりも3D効果が顕著に良くなる。眼鏡の時には気付かなかったものをたくさん体験できた。目の前で塵や羽虫が舞ったりし、違和感なく立体を感じれる。巨大物はその大きさに説得力を持って迫力を増すし、塵や陽炎など空気感まで感じることが出来た。それらが没入感を促進してくれる。
ただ、自然に感じるかどうかは別問題で、立体として見ようとする努力はある程度必要な感じがした。フォーカスをどこに置くべきかを理解しないと、ぼやけたものに焦点を合わそうとして疲れてしまう。
前回は字幕版、今回は吹替版を観た。字幕に目を移しながら観るより吹替の方が3D感が増すように思う。主役が東地宏樹で敵役が菅生隆之の吹き替えだったため、まんまアンチャーテッド2だったのは偶然か。