Look on the Bright Side of Things

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うえの夏祭り

宿で一服してると腹が減ってきたので、食事をしようと外に出ると、何やら仮装行列が通り過ぎて行く。上野方面に行くと彼らもそっちへ向かって行く。中央通りに出ると歩道に人だかりが。うえの夏祭りというイベントでサンバチームやら盆踊り集団やらがパレードを行っている。おばさんたちの盆踊りの直後にドンチャカにぎやかでファニー&セクスィーなサンバチームが迫っていて、これはおばちゃん連中なんて誰も見てないだろうと、少しかわいそうになった。
パレードの喧噪を離れて不忍池へ。昔、営業をしていた頃よくここでさぼったものだ。人懐っこいアヒルはもういないけれど、相変わらず怪しげな骨董市が立っている。近くの洋ピンポルノ映画館は取り壊されていたが、日本物のポルノ映画館は健在だった。ビデオやネット全盛の時代にも関わらず、一定の需要があるのだろう。
ふらふらしてるとますます腹が減り、たまらず何でもいいや、たらふく食おうと居酒屋に入った。しかし、トマトダイエットの影響なのか、以前のようには大量に食えない。この腹減り具合なら6〜7品は食えると思ってたのに、4品ほど頼んだらもう食えなくなってしまった。もっと食の快楽を堪能したかったのだが、やむを得ず店を後にすると、祭りのパレードがクライマックスになっていて、にぎやかな東京さんさ踊りが練り歩いていた。小学生たちが太鼓を叩きながら練り歩く様がかわいらしく、しばし見入る。
小学生たちが通り過ぎた後、昔を懐かしむため、仲町通りへ。営業やってた頃、上司にしょっちゅう連れられて朝までよく飲んだ。そのころは中国人やらフィリピン人やらのホステスが大量にいて、客引きがものすごく、通り抜けるのに苦労したものだった。土日でサラリーマンがいないせいか、人通りはおとなしめで、呼び込みはほとんどなく、あれっと思うぐらいあっさり通り抜けてしまった。そのまま湯島天神へ向かう。泣きを入れて営業からシステムに戻してもらって、しばらくしてついた顧客でトラブルを引き起こしてしまい、ずいぶん長い間通った道だ。いい加減なことをしてしまい、未だに心が痛む。お得意さんは今も変わらずに同じ場所にあった。休日の夜だから当然誰もいないが、建物を見ていろんな記憶が頭をよぎる。心の中であのときの不始末を詫び、再び中央通に向かう。春日通りの辺りはあんまりかわっていない印象が。
しばらく歩くと今度は琉球チックなサウンドが。シーサー?の獅子舞を伴ったダイナミックな琉球の太鼓踊りに圧倒され、華麗な動作に魅了される。
ガンダムを見に来て、後は特に予定してなかったのに、いいものに巡り会えたのはラッキーだった。